HOME » » ふくたんからのお知らせ » 【授業紹介】『在宅看護学概論』(看護学科1年生)

【授業紹介】『在宅看護学概論』(看護学科1年生)

◆科目名:在宅看護学概論

◆日程:20191220日(金)

◆講師:渡邊 雅徳さん

◆学科専攻:看護学科1年生


12
20
日(金)、在宅看護学概論の授業で、若年性認知症当事者の渡邊さんと若年性認知症支援コーディネータの松本さんより講義を受けました。

191224.jpg

在宅看護学概論は、地域に住むあらゆる健康レベルの人々が、その人らしく住みなれた地域で暮らし続けることを支援することを目的としています。広い視野で長寿、少子高齢社会について考え、地域と在宅という場の特徴を捉え、あらゆる人々が住みなれた地域で暮らし続けるための支援のあり方と看護の役割について学び、理解することを目標としています。


講義では、若年性認知症について説明を受けました。認知症は、一般的には高齢者に多い病気ですが、
65歳未満で発症した場合、若年性認知症とされます。若年性認知症は、働き盛りの世代ですから、ご本人だけでなく、ご家族の生活への影響が大きいにも関わらず、その実態は明らかでなく、支援も十分ではありません。


渡邊さんは、当時不動産関係の会社に勤めていたそうですが、その会社で、もらった書類が何の書類か分からなかったり、社員の名前と顔が分からなくなったり、徐々にミスが増えるようになり、会社に行くのが怖くなっていたそうで、そんな中若年性認知症の診断をされたそうです。診断を受けた多くの方は、人生が終わったかのような、絶望的な気持ちになる方が多いようですが、渡邊さんは原因が分かりホッとしたと言います。


それ以降も生活をする中で、当たり前にできることが当たり前ではなくなり、一つ一つ確認しなければならず、初めのころは、病気なので何をやっても無駄だという気持ちになり、引きこもりがちになってしまったそうです。そんな中、他の若年性認知症の方々と関わる機会があり、その出会いがきっかけで気持ちに変化が表れます。その方々は、認知症の診断をされてから新しいことに挑戦し、ピアノを弾けるようになったり、オカリナで
100曲以上の曲を弾けるようになったりと様々なことに挑戦する姿を間近にしたそうです。それを見て、病気になってもできるんだという気持ちが芽生え、自分自身も挑戦しようと思うようになったそうです。


そんな渡邊さんから学生に、大切にしてほしいことを話してくださいました。
1つは家族や友達、周りの人を大切にしてほしいということ。若年性認知症になると、家族や周りの方の支えがとても大切になると言います。病気になってから気づくのではなく、今から家族、友達を大切にし、毎日を過ごしていってほしいとのことです。もう1つは、思い込みの力は大切であるということ。先ほど述べたように、最初は何もやる気が起きなかった渡邊さんですが、当事者の方々と出会い、自分自身も様々なことに挑戦するようになり、国家資格に合格することもできたそうです。また、それ以降物忘れをする頻度も少なくなり、人間は自分はできると思うことで、本当に何でも乗り越えることができるということを身をもって学んだと言います。そんな渡邊さんはこの先も現在取得している資格を活かしつつ、FPや社労士など様々な資格に挑戦し、困っている人々を支える存在になりたいと将来の目標を語って下さいました。


学生からは、「自分が同じ立場だったらもう何もやりたくないと思うが、そこから様々なことに挑戦していることはすごいことだと感じた」、「自分には関係ないことだと思わず、看護学生として普段から様々な病気と向き合っていかなければならないと感じた」、「人は
1人では生きられず、家族や友達、自分の周りにいる人々を大切にしたいと思えたし、自分や周りの人々の事を改めて見つめ直そうと思った」など感想がありました。


今回の講義を受けて、学生たちは物忘れや時間管理ができなくなることが生活にどのように影響してくるのか具体的に学び、当たり前のことが当たり前ではないことの大切さや、自分を信じ、挑戦することの大切さなど様々なことを考えるきっかけになったと思います。これからも自分を信じ、様々なことに挑戦していってほしいと思います。

191224②.jpg

アーカイブ

学校法人浦山学園 USP
オープンキャンパス
資料請求
共創福祉センター
福祉短大ボランティアページ
富山福祉短期大学図書館
ふくたん日和(教職員ブログ)
学生マイページ
富山福祉短期大学訪問看護ステーション
富山情報ビジネス専門学校
金沢中央予備校

Copyright © 2004 Toyama College of Welfare Science. All Rights Reserved.