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リレーメッセージin看護-27

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新年あけましておめでとうございます。

看護学科で、小児看護学と実習指導を担当しています若瀬です。

 

今回は、1年生の選択科目『現代の子どもたち』の授業をご紹介します。今は、看護学科の中の選択科目ですが、科目等履修もしくは、大学コンソーシアム富山として、県内の学生が相互の交流と協力推進できるようにシラバスの準備をしている『現代の子どもたち』という基礎科目です。

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今期の履修学生は9名、ゼミ形式で授業を進めています。全15回の授業で構成され、その中の2回分の授業は"子どものアボドケイト(擁護)"について学生に演技してもらいました。

皆さんもテレビや新聞報道で、毎日のように子どもたちにまつわる悲しい事件が流されてることをお気付きで、悲しい思いと社会の変化を憂いていらっしゃることでしょう。本来、子どもたちは、大人に護られながら、すくすくと健やかに育つものです。

 

子どもには、下記の4つの権利が保証されているはずです。

【生きる権利】・【育つ権利】・【守られる権利】・【参加する権利】があります。

 

しかし、大人の勝手で、その権利を奪われるケースが多く、

これらの事件を聞くと、私達は、子どもたちを可哀相に

感じたり、加害者の大人を責めたりします。

 

授業の中では、現代の子どもたちが抱えている問題について

一般的な理想論でなく、現実的に問題を解決する糸口を

学生なりに考えることを狙いとしました。


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今回の授業は、1988年に実際に起こった巣鴨子ども置き去り事件を題材とした映画を教材としました。母の失踪後に過酷な状況の中、幼い弟妹の面倒を見る長男の姿とその家族や周辺社会のあり方について語り合う時間としました。個々の学生が、それぞれ映画に登場する人物になりきり、その時の思いや感情について伝えたり、互いに質問する場となりました。

その中で、今まで第三者として捉えていた事件が身近な出来事として、学生の中で感情の変化がありました。亡くなってしまった妹役の学生からは、「皆と一緒に居たかった」。長男役の学生からは、「お母さんには、言えなかった。妹や弟の面倒をみなくちゃと思いながらも、辛かった」。お母さん役の学生は、「少しは気になったけど、長男がなんとかしてくれていると思った」。アパートの大家さん役の学生からは、「電気や水道も止められ、気にはなっていたが、関わりたくない気持ちもあった」など、それぞれの役の立場での感情が溢れました。

個々の学生が、何でこんな事件が起きてしまったんだろう・・・。この家族を救うために、今の自分にできることは何だろう・・・?将来、看護師としての自分ができることは何だろう・・・?と考える機会になりました。


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そして、

最後に学生たちは、それぞれの配役へメッセージを贈りました。

学生たちから発せられた言葉は、恨みや憎しみの言葉ではなく、

「お母さん、迎えに来てくれるのを待ってるからね。お母さんのこと好きだから」

「お兄ちゃん、頑張ったね。私達の面倒見てくれて、ありがとう!!」

「コンビニの店員さん、おにぎりをくれてありがとう。あなたがいなかったら、生きていられなかったよ」、

「大家さん、追い出さずにいてくれてありがとう」

「皆好きだよ、ありがとう」など、

それぞれの役の立場や気持ちを考え、感謝の言葉をいっぱい伝えることができました。

私自身、学生たちの感受性の豊かさに感動し、すごく成長が楽しみになる授業でした。


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