富山福祉短期大学

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ふくたんMEDIA

2022.12.05
図書館

図書館の本を読む-読書のたのしみ No.3

絵本『はらぺこあおむし』エリック・カール 偕成社

ご存じの通り、題名のとおり出てくるのは、あおむしです。はらぺこあおむしであることは、絵本を開くとわかります。くだものや野菜に穴があいています。くいしんぼうのあおむしが食べたというしかけをこらした斬新な絵本となっています。

葉っぱや野菜を食いあらすあおむしは、ひとからよく思われていませんがこの絵本のあおむしは目が大きくてきれいな黄緑色をしたとてもかわいい幼虫なので好きになってしまうこどももいるのではないかと思います。

絵本からいろいろな感じ方を読み取ることができ楽しく読めます。幼児教育の実習等で使用するには楽しめる絵本だと思います。図書館にはこの絵本の大型本もあります。迫力のあるあおむしを使って楽しんでつかうこともできそうです。(司書1)

2022.11.28
図書館

図書館の本を読む-読書のたのしみ No.2

本をあまり読まない人にも手に取りやすい図書を紹介をします。

『知らなきゃ恥ずかしい!?日本語ドリル』上田まりえ/著 祥伝社黄金文庫
正しいのはどっち。
「一段落」①ひとだんらく ②いちだんらく
どちらでもいけるような気もしますが、正解は②いちだんらく。
本書は、日常よく使っているにもかかわらず、あらためて言われてみると、あれどっち?な言葉を集めたものです。
パラパラと目を通している間に、何度、へぇ~といったことか。
文庫本なので、荷物にもなりません。すきま時間にぴったりな一冊です。
(司書2)

2022.11.21
図書館

図書館の本を読む-読書のたのしみ No.1

今後、「図書館の本を読む」と題して、図書館の職員を中心に、蔵書を紹介していきたい思います。

『アフターダーク』 村上春樹/著 講談社
第一回目は、村上春樹さんの「アフターダーク」を紹介します。
私の感覚ですが、村上春樹さんの小説は、ストーリーを楽しむというより、心にじわじわと何かが浸透するような体験を味わえることに魅力を感じます。『アフターダーク』の主人公は19歳の浅井マリさんで、モデルをしていた姉のエリさんと比べれば、どちらかというと地味なキャラクターです。マリさんは、そういうことにまつわる葛藤や、姉が眠り続けるという奇妙な病気になってしまったこともあり、家に居たくない気分になり、一晩外で過ごすのです。夜の12時くらいから朝にかけて起こる出来事が、順番に書かれています。
これ以上のストーリーの紹介や解釈めいたことは控えますが、「何かが浸透する体験」とは、読む人が自分の心の深い部分とつながっていく体験であると思います。それは「悪」的なものも含んでいます。白川という不気味な存在も登場しますが、彼は罰せられることも成敗されることもなく、その行為を続けているようです。だからこそ迫力があるのです。(図書館長)