令和5年が始まりました。年末のドカ雪には慌てましたが、平年より雪が少なく1月春のような陽気です。これからまだ雪の日がやってくると思うと気が抜けません。

本学は1月5日から1年生の授業が開始となり、3年生は112回看護師国家試験に向けてラストスパートの時期に入りました。

今回は、2年生の領域別臨地実習オリエンテーションの様子を紹介します。

臨地実習の目的は、『既習の知識や技術を実践の場で活用・統合し、人々の健康課題に対応し、人々の暮らしを支える看護職として成長し続けるための実践力を身につける』としています。1月から10月までの期間に、成人看護学実習Ⅰ・Ⅱ、高齢者看護学実習Ⅰ・Ⅱ、小児看護学実習、母性看護学実習、精神看護学実習、在宅看護学実習の8つの領域の実習に取り組み学習をします。

オリエンテーションの初日は、山元学科長から実習に向けての心構えと注意事項について説明があり、相手に伝わる挨拶、チームメンバー間の協力、報連相の必要、個人情報の管理、体調管理等の確認を行いました。学生たちは、真剣な面持ちで聞いている様子でした。そして、真摯な態度で実習をしたい意気込みを述べたり、疑問点の質問をしたりなど早速行動にうつすことができていて感心しました。

この領域別実習では、県内のさまざまな施設での実習があります。実習を通して実践力を身につけるとともに、１年後の看護師国家試験の学習を並行して行っていきます。実習は大変ですが、大変さだけでなく、看護の楽しさを実感できると良いと思います。失敗することを恐れずに、患者さんや実習指導看護師から多くを学んでほしいと思います。学生の学修を支援して少しずつ変化していく学生の成長が楽しみです。

看護学科　中田智子