2019年度、射水市公募提案型市民協働事業へ応募した「学校における性の多様性に関する理解促進事業」が採択されました。
本事業は、性の多様性について、教職員が見識を深める機会づくりと、子ども達の学びの機会づくりを合わせて行い、全ての子どもにとって居心地の良い環境作りの一助になることを目的にしています。性的マイノリティへの支援活動を行う団体「レインボーハート富山」の協力を得て行っています。
先日、事業の一環で、射水市内の養護教諭や生徒指導担当の先生方の研修会で「『いろいろな性』を生きる児童生徒が安心して学べる学校にするために」というテーマで講演を行いました。
今後は、射水市の小中学校や、子ども達が集まる場所への啓発ポスターの掲示を予定しています。ポスターは射水市の海の色を背景として、「いろいろな心・性・気持ち」があることを肯定するメッセージが書かれています。
【事業担当者より】
性的マイノリティの子どもは、様々な調査で5%くらいいると言われています。
この事業は、性自認や性的指向で悩む短大生との出会いをきっかけに始めましたが、研修会などを通して、日々、多くの子どもたちと接している学校の先生方が、生徒や保護者の方から相談を受けたり、気になる生徒を担当されたりしている現状を改めて知りました。
今後は性自認や性的指向等で悩む子どもの相談や、子どもと関わる先生方の相談を受けて、一緒に考えていきたいと思っています。困られることがありましたら、下記まで是非ご連絡ください。よろしくお願いいたします。
学校法人浦山学園 富山福祉短期大学
社会福祉学科 准教授 松尾 祐子
TEL: 0766-55-5567 FAX: 0766-55-5568
MAIL:y-matsuo@te.urayama.ac.jp