HOME » » 地域・一般の方へ » 地域・一般の方へ » 「地域いきいき・臨床美術セミナーin富山市」が行われました

「地域いきいき・臨床美術セミナーin富山市」が行われました

富山福祉短期大学では、富山県ひとづくり財団からの助成を受け、今年度も臨床美術に興味のある一般の方を対象に「地域いきいき・臨床美術セミナー」を開催しています。

射水市での第1回に続き、9月7日(土)に、第2回目となる富山市でのセミナーが行われ、34名の方が受講されました。その様子をご紹介します。

HP_R1臨床美術セミナー富山市1.jpg

日にち:令和元年9月7日(土)


時間: 14:00~16:00


会場: 富山県総合情報センター


講師: 富山福祉短期大学 幼児教育学科 教授 北澤 晃


内容:

事例発表「住み慣れた地域でいきいきと暮らす~暮らしに臨床美術が根付いた事例~」

講演「アートを楽しめる心身が健康な生活をつくる」

臨床美術体験/アートプログラム「直線のクロッキー」


HP_R1臨床美術セミナー富山市2.jpg

今回は、例年の本学の北澤晃先生と臨床美術士の他に、砺波市で臨床美術のサロンを開いている鷲北裕子さんも講師を担当されました。



鷲北さんによる事例発表では、臨床美術との出会いからサロンを開くまでの過程や、サロン参加者の方の様子についてお話がありました。


鷲北さんは、平成28年5月から砺波市で「新富アートクラブ」を開催されています。お母様と一緒に臨床美術に魅了され、地域でサロンとして定期的に開催できるよう、行動を起こしました。

サロンの回を追うごとに、参加者のみなさんの自己肯定感が向上したり、黙々と自分の世界に浸り制作する姿が見られるようになったりと、効果を実感されています。鷲北さんのお母様も「臨床美術をすると、疲れていてもスッキリする。無の境地になる」とお話されたそうで、参加者の方やそのご家族の方も臨床美術の効果に驚いているようです。


住みよい町づくりのために、自分たちで楽しく暮らせる町をつくろうと臨床美術を導入した事例を、ご自身の思いも含めてお話いただきました。

HP_R1臨床美術セミナー富山市3.jpg


新富アートクラブでは、作品を地域の皆さんに見てほしいと、毎年末には、銀行のアートギャラリーに作品を展示しておられます。今回のセミナー会場にも、新富アートクラブで制作された作品が展示され、参加者の皆さんもじっくりとご覧になっていました。

HP_R1臨床美術セミナー富山市4.jpg

続く講演では、北澤晃先生が、鷲北さんの開く新富アートクラブや、今年の3月から臨床美術を導入した「デイサービス地球の子」で実践してきたこと、考えたことや感じたことについて、お話されました。


それは、【アートは楽しく元気になるものだが、臨床美術への取り組み方や意識のもち方によって、効果が変わってくる】ということです。
特に、手・指先は、第2の脳と呼ばれており、手の感覚を働かせることは、臨床美術の効果に大きく影響します。題材に触れて質感や重さを感じたり、オイルパステルを持ち何度も色を重ねたり、実際に手を働かせることで脳が働き、≪今、ここ≫に集中していきます。
五感の中でも「触れる」ということは、一番≪今、ここ≫と密接につながっており、臨床美術の効果を最大にするためには、積極的に手を使うことが重要だと分かります。


臨床美術は、過去を悔やまず、先の手を意識せず、≪今、ここ≫に集中するアートです。そのために具体的にどのように取り組めばよいか、自らを深める5つのポイントとして、「①五感で感じる」「②頭で考えるより手を動かす」「③先のことを考えて上手くやろうと考えない」「④失敗したと考えない」「⑤<他者>とシェアできたことを言葉にして喜ぶ」 を挙げられました。

実践現場での写真や、参加者のアンケート集計を用いながら、実践の様子や臨床美術の効果を最大にできるポイントについて、わかりやすくお話していただきました。


HP_R1臨床美術セミナー富山市5.jpg


そして後半は、実際にアートプログラムを体験していただきました。

「直線のクロッキー」のプログラムでは、角度を変えながら、オイルパステルで直線を重ねていきます。皆さん、考えるより先に手を動かす、を実践され、黙々と制作に集中されていました。

HP_R1臨床美術セミナー富山市6.jpgHP_R1臨床美術セミナー富山市8.jpgHP_R1臨床美術セミナー富山市7.jpg

今回はもう1つ、「まる、さんかく、しかく」のプログラムにも挑戦しました。

HP_R1臨床美術セミナー富山市9.jpgHP_R1臨床美術セミナー富山市10.jpg
制作は34名ごとのテーブルで行われ、お近くの方と作品を見せ合いながら、みなさん楽しんで制作されていました。




受講者の声をご紹介します。

・臨床美術の美しさがどこにあるか分かり、感動しました。


・臨床美術に対する思いを、場を提供する人、臨床美術士、参加者それぞれから聞くことができた。「心」を感じました。


・初めて臨床美術を体験しましたが、とても楽しい時間をありがとうございました。

・「触っている時は、そこから心は離れない」という言葉がとても印象に残りました。パーキンソン病の方のお話はとても貴重でした。本当にありがとうございました。

・参加者の意識で自ら幸せをつくっていく考えに初めてふれて、勉強になりました。新富アート、地球の子、それぞれすばらしい実践だと思いました。





現在、臨床美術は、地域包括支援センターや地域のカフェ、保育所に導入されており、地域からのご依頼も多くなっています。今後も、是非地域の活性化のために、活用されることを期待しています。

また、富山福祉短期大学では、「臨床美術のプログラムを体験したい」というご要望も承っています。本学で開講される講座や出張授業をご用意しています。興味のある方は、是非ご用命ください。


【お問合せ先】
富山福祉短期大学 共創福祉センター

TEL: 0766-55-5567



アーカイブ

学校法人浦山学園 USP
オープンキャンパス
資料請求
共創福祉センター
福祉短大ボランティアページ
富山福祉短期大学図書館
ふくたん日和(教職員ブログ)
学生マイページ
富山福祉短期大学訪問看護ステーション
富山情報ビジネス専門学校
金沢中央予備校

Copyright © 2004 Toyama College of Welfare Science. All Rights Reserved.