HOME » » 地域・一般の方へ » 地域・一般の方へ » 「地域いきいき・臨床美術セミナーin射水市」が行われました

「地域いきいき・臨床美術セミナーin射水市」が行われました

富山福祉短期大学では、富山県ひとづくり財団からの助成を受け、今年度も臨床美術に興味のある一般の方を対象に「地域いきいき・臨床美術セミナー」を開催しています。

7月20日(土)に、第1回目となる射水市でのセミナーが行われ、28名の方が受講されました。その様子をご紹介します。

HP_R1臨床美術セミナー射水9.jpg

日にち:令和元年7月20日(土)


時間: 14:00~16:00


会場: 高周波文化ホール


講師: 富山福祉短期大学 幼児教育学科 教授 北澤 晃


内容:

事例発表「住み慣れた地域でいきいきと暮らす~暮らしに臨床美術が根付いた事例~」

講演「アートを楽しめる心身が健康な生活をつくる」

臨床美術体験/アートプログラム「直線のクロッキー」



HP_R1臨床美術セミナー射水0.jpg
今回は、例年の本学の北澤晃先生と臨床美術士の他に、砺波市で臨床美術のサロンを開いている鷲北裕子さんも講師を担当されました。



鷲北さんによる事例発表では、臨床美術との出会いからサロンを開くまでの過程や、サロン参加者の方の様子についてお話がありました。


鷲北さんは、平成28年5月から砺波市で「新富アートクラブ」を開催されています。お母様と一緒に臨床美術に魅了され、地域でサロンとして定期的に開催できるよう、行動を起こしました。

参加者は年を追うごとに増え、開催回数も増えました。サロンの回を追うごとに、参加者のみなさんの自己肯定感が向上したり、ネガティブな声が減ったり、黙々と制作する姿が見られるようになったりと、効果を実感されているそうです。


行政ではなく、地域の方が主体的に動き、地域に臨床美術が根付いた事例を、ご自身の思いも含めてお話していただきました。

HP_R1臨床美術セミナー射水1.jpg

続く講演では、北澤晃先生が、臨床美術は "いきいき"感を創出する取り組みであること、脳の無意識領域で描くことで臨床美術の効果が上がることについて、お話されました。



活気がある様子を表す "いきいき"感は、「他者とのかかわり」・「新しいことへの挑戦」・「生活への満足感」の3要素から成っています。実際に臨床美術に参加された方のアンケート結果をみながら、臨床美術を実践したことによる効果について説明されました。

臨床美術は、多くの参加者にとって新しいチャレンジであり、制作を通して、参加者同士のコミュニケーションが生まれます。「新しいことへの挑戦」、「他者とのかかわり」を経験することで、日々の生活への満足感が高まることが、アンケートの結果から分かりました。

人間の脳は、意識がある「顕在意識」が5~15%、無意識領域の「潜在意識」は85~95%であると言われています。上手に描こう、と意識をすると、脳の5~15%しか使われません。

しかし臨床美術は、無意識領域を関わらせるようプログラムされています。臨床美術士の提供するプロセスに沿って制作していくことで、自然と考えずに集中することができます。

潜在意識をフル活用するためには、≪今、ここ≫に集中することが必要です。過去を悔やまず、未来を気にせず、≪今、ここ≫に集中することで、臨床美術をより楽しみ、"いきいき感"を高めることにも繋がります。


臨床美術の効果や、臨床美術の効果を最大にできるポイントについて、わかりやすくお話していただきました。


HP_R1臨床美術セミナー射水2.jpg

そして後半は、実際にアートプログラムを体験していただきました。

「直線のクロッキー」のプログラムでは、角度を変えながら、オイルパステルで直線を重ねていきます。皆さん、考えるより先に手を動かす、を実践され、黙々と制作に集中されていました。

HP_R1臨床美術セミナー射水3.jpgHP_R1臨床美術セミナー射水4.jpg

今回はもう1つ、「まる、さんかく、しかく」のプログラムにも挑戦しました。

HP_R1臨床美術セミナー射水5.jpgHP_R1臨床美術セミナー射水6.jpg

制作中は、臨床美術士が声かけを行います。
時折、お近くの方と作品を見せ合いながら、みなさん楽しんで制作されていました。

HP_R1臨床美術セミナー射水8.jpgHP_R1臨床美術セミナー射水7.jpg


受講者の声をご紹介します。

・臨床美術の、その人が生き生きする理論的なうらづけを理解することができました。鷲北さんお地域の事例は、地道な取り組みが参加者の楽しみとして根付く、すばらしい例と感じます。


・いろんな色を重ねていくのが楽しかったし、スクラッチは思いもしなかった色が表れておもしろかった。途中で自分ではわからなかった色や作品の良さを指摘していただき、嬉しくなりました。


・色を使って無心に描くことが、心のケアになることを改めて実感できた。今後もしていきたいと思った。

・最初感じていたイメージとは違い、実際に即した形でセミナーを受講できて大変勉強になりました。過去ではない、未来でない、今を生きていく。臨床美術を身近なものに感じられました。

・地域での取り組みの実際や広がりについて知ることができ、地域づくりの事を考える上で大変参考になりました。また、臨床美術にも実際に取り組めて、自分と向き合う時間となりよかったです。

・"次の手順を考えない"という言葉にハッとさせられました。日頃から手順や段取りを考えすぎるので...。"悔みぐせ"とりたいと思います。楽しい時間でした。ありがとうございました。





現在、臨床美術は、地域包括支援センターや地域のカフェ、保育所に導入されており、地域からのご依頼も多くなっています。今後も、是非地域の活性化のために、活用されることを期待しています。

また、富山福祉短期大学では、「臨床美術のプログラムを体験したい」というご要望も承っています。本学で開講される講座や出張授業をご用意しています。興味のある方は、是非ご用命ください。


【お問合せ先】
富山福祉短期大学 共創福祉センター

TEL: 0766-55-5567




アーカイブ

学校法人浦山学園 USP
オープンキャンパス
資料請求
共創福祉センター
福祉短大ボランティアページ
富山福祉短期大学図書館
ふくたん日和(教職員ブログ)
学生マイページ
富山福祉短期大学訪問看護ステーション
富山情報ビジネス専門学校
金沢中央予備校

Copyright © 2004 Toyama College of Welfare Science. All Rights Reserved.