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平成29年度 第34回地域つくりかえ講座「思いやりと思いこみ~障がいをより理解するために~」が行われました

 高岡市と富山福祉短期大学は、平成28年に包括協定を締結し、今年度の取り組みの一つとして、共催講座を企画・実施しました。今回はその初めての講座となります「思いやりと思いこみ~障がいをより理解するために~」の様子をご紹介します。
11月24日(金)、高岡市ふれあい福祉センターにて、主に高岡市民の方を中心に88名の方が受講されました。

高岡市・富山福祉短期大学 共催講座
テーマ:「思いやりと思いこみ~障がいをより理解するために~」

講師:社会福祉学科 社会福祉専攻 専攻長・教授 鷹西 恒


 はじめに、高岡市福祉保健部次長 西本様よりごあいさついただきました。

 続いて、講座が始まりました。
 鷹西教授の自己紹介では、ご自身が事故に遭って障がいをおった時の実体験や想いについて語られました。そういった体験を経て、それまでご自身が持っていた考え方の狭さに気がついた、という話がありました。
高岡市共催講座(全体).jpg高岡市共催講座(先生21).jpg
 障がい者だけでなく、現代を生きる子どもたちを例にとって、多様性についての説明もありました。

 「思いやり」は大切なことであり、その気持ちの連鎖が福祉活動そのものです。しかし、「よかれと思って」という行動にも、よく観察した方がよいことがあります。具体的に例を挙げて、障がい者当事者の本音についてお話くださいました。
 例えば、「多目的トイレ」という名称がついたトイレも、少し前までは「身障者用トイレ」という名称でした。障がいを持つ方の中には長時間お手洗いを待つことが困難な方もいる中、「多目的トイレ」という名称にして、身障者専用という意味合いをあいまいにし、使用できる対象者を広げたことで、逆に使いにくくなっている現状もあるという話もありました。

 「よかれと思って」していることが、先入観という「思い込み」になっている場合もあります。また、好意でしているとしても「喜んでもらいたい」と期待してしまっていることもあります。そのようなエピソードも語られました。
高岡市共催講座(先生とスライド).jpg高岡市共催講座(先生1).jpg
 自身が「思い込み派」になっていないか、チェックできる項目も紹介されました。

 自己決定と権利擁護についての話もあり、高岡市が実施している合理的配慮の紹介もありました。

 障がいを持つ人たちが自己決定をできるように、支援者がするべき配慮や障がいを持つ人たちの本音についても話がありました。意思決定を支援する際には、必ずその人の力を引き出せるチャンスがあります。一緒に悩んで困ってみることもとても大切なことです。

 途中途中で、興味深い動画なども織り交ぜながら、分かりやすく話がありました。最後に、障がいは特別なことではなく、社会の側に障がいがあるということ、過度の思いやりが思い上がりにならないよう気をつけながら、障がいについて考えていってほしいとお話がありました。

 質疑応答では、視覚障害の方の支援をした際のエピソードとその時どのようにすればよかったのか、という質問などがあり、先生からは、本人に支援が必要かどうかの確認をすることが大切であるということと、支援が必要かを見極めるには35秒の観察が有効であるという話がありました。

 受講者の皆さんは、民生委員の方も多く、講座を熱心にきいていらっしゃいました。講師の紹介するエピソードや動画なども大変楽しみながら、障がいについて、より理解いただけたようです。



 受講者の声をご紹介します。

・先生の実体験を踏まえたお話、大変興味深く、聞かせていただきました。皆が生きやすい社会につながればよいと思います。自分もそのためにできることを行いたいと思います。

・支援者には、無意識に「ありがとう」といわれるのを期待している、という言葉にはっとした。このことを意識しているだけでも、何か変われるだろうか。今後も謙虚に頑張りたいです。

・自分の思い込みの強いのがよくわかった。

・障がいのあるなしに関わらず、自分の意思決定は自分でするべきであろう。決定するための手がかりになるもの、考え方、方法などをお互いに理解しあい考える必要がある。お互いに相手の立場を考えられるようなゆとりが今の時代に欠けており、大切にしたい。

・講師の先生のお話がとても明確でおもしろかったです。

・高齢者・障害者の心を知ることができた。今後もこのような講座をお願いします。

受講いただきありがとうございました。
今後も高岡市を始め、各自治体と連携して、皆さまに講座をお届けしていきます。
また受講をお待ちしております。


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