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平田オリザ先生による特別講座「いま、必要とされるコミュニケーションについて考える」のご紹介①

幼児教育学科では、著名な劇作家の先生である、平田オリザさんをお招きし、特別講座を実施しました。内容は、「演劇ワークショップ」で、対象は1年生です。

「演劇ワークショップ」とは、演劇的な体験学習を通して、私たちに潜在的に備わるコミュニケーション能力を活性化させ、それをいつでも発揮できるようにする方法です。保育者にかかわらず、どのような職業に就くにせよ、このような力を磨くことが大切ですね。


冒頭、平田先生の劇作家としての活動を紹介されました。

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続いて、いよいよ体験学習です。まずは「コミュニケーションゲーム」。

「富山で思い浮かべるもの」「行ってみたい国」など、先生の指示の後、学生たちは自分の思いと同じ人を探し、素早くグループをつくります。

この講座は、県内の高校の先生方や、本学園の教職員が参観されました。いつもと違った雰囲気だったのですが、学生たちは、最初の指示から積極的に声をあげて動き回り、グループをつくっていきます。さすが幼児教育学科の学生たちです!

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今度は体を使った体験学習です。2人でペアになり、背中合わせで座り、「ケンカ」「まわす」「立つ」ことができるよう気持ちを合わせたり、3人一組で真ん中の学生を受け止めるワークを体験しました。

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平田先生は、これらのゲームの合間に、コミュニケーションゲームの活用についてコメントされました。ディスカッションなどを計画する際、その前にこのゲームを行うと盛り上がるそうです。また、あくまでその後のワークを活性化させるために行うもので、やりすぎでバランスが悪くなってはいけないことも指摘されました。


続いて、数字の書かれたカードを使い、パートナーを見つけるゲームです。与えられた数字が大きいほど、活発な趣味を持っており、数字が小さいほど大人しい趣味を持っている役になります。学生は、自分の趣味を心の中で決め、数字を相手に見せず、自分に近い趣味を持つ人を見つけ出さなくてはなりません。自分の趣味を伝えてもかまいません。学生は活発に動いて相手を探します。

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いいパートナーが見つかれば学生は着席し、結果発表です。学生は、自分の趣味を発表し、番号を明かします。
似たような趣味を持っているのに、大きく数字が離れているペアも出てきます。同じ、「ショッピング」の趣味でも、「21」「38」のペアがありました。平田先生は「38」の学生に対して、「相当激しく買うよね!」と突っ込み、会場は爆笑です。

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盛り上がった発表の後、平田先生が解説されました。

このようなズレが起こってくるのは、人それぞれ言葉を使う基準が違う、言葉から受けるイメージが異なるからです。「活発な趣味」と言っただけでは、そこからイメージするものが、人によって大きく異なる可能性があるのです。

このゲームを体験すると、相手の趣味が何であるかを聞くことが重要でないことがわかってきます。その趣味を、相手が活発だと思っているのか、大人しいと思っているのか、が重要なのです。

学生たちは、お互いが異なったイメージを持っていることを、印象的なやり方で学べたと思います。

ところで、このゲームは、パートナーを決定するのに迷いすぎたり、声をかけるのをためらったりするうち、チャンスを逃してしまうことがある。それは人生のパートナーを見つけるのと同じだ、と平田先生は指摘されました。体験の後だけに、何か、妙に説得力がありますね・・・


後半のワークは、あらためて紹介します。


幼児教育学科長 教授 石津孝治

(後編はこちら)




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