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社会福祉学科/社会福祉専攻

本講座の学習目標:「知」は「知識」ではない。大学での学び=「知」を理解する。


短期大学は、各分野の「職業教育」を行うだけでなく、高等教育機関=大学としての学び、すなわち幅広い「教養」=「知」を学び、「社会を生き抜く力」を身につけた人材を社会に送り出すことを使命としています。

大学での学びは、高校までの学びとは根本的に考え方が違います。なぜなら「知」とは、単なる「知識の獲得」ではないからです。多くの学生にとって、これまでとは異なる新しい「学び方」を学ぶ必要があり、そのため富山福祉短期大学では、1年生全員を対象に初年次教育として全ての学科で特別講座を開講しています。

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それでは、高校までの教育と大学での学びの違いとは何でしょうか?

高校までの教育では、基礎的な知識・技能を修得するために、すでに答えの確立された問題の解き方を学びます。一方大学の教育では、解決方法が確立されていない問題に対して、どのように解決方法をつくりだすのかを学ぶのです。

したがって、授業で説明を聞いて公式を暗記して・・・、といった学び方は通用しません。社会において課題となっている「問い」を発見し、関連する情報を収集し、解決策を多角的・協働的に考案し、つくりだした解決策を実践し、その効果を検証し、再び「問い」に立ち戻って解決策の改善を目指す、というサイクルを身につけることが「知」の修得です。



本講座では、そのような「大学での学び方」を理解するために、新しいアクティブラーニング・メソッドである「ポスターツアー」を用いて学びました。

このメソッドでは、まず学生を幾つかのエキスパート・チーム(専門家集団)に振り分けます。今回は、「ノートテイキング・チーム」「クリティカルリーディング・チーム」「プレゼンテーション・チーム」「レポート・チーム」の4チームを編成しました。各チームには講座前に予習課題が指示されています。


講座の第1ステップでは、各エキスパート・チームが与えられたテーマについての「ポスター」(発表資料)を製作します。

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次に第2ステップで、各チームからひとりずつ集めて、新たなチームを4つ形成します。つまり、新たなチームには各ポスターのエキスパートがひとりずつ含まれることになります。
そして各チームがポスターをひとつひとつ見ていく「ツアー」を行いますが、このとき、ポスターの説明役をそれぞれのエキスパートが担当します。したがって、一回りすると全ての学生が1回ずつプレゼンテーションを行うことになります。

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この「ポスターツアー」は、学生が能動的に課題に取り組むアクティブラーニングであり、事前に情報収集してきて、それぞれの問題について考え、チームで協働しながら制作し、各自がプレゼンテーションを行い、多様な意見を共有するという「知」の学びに要求される多くのものが含まれています。


社会福祉専攻の学生には、多くの科目でレポート課題が授業外学習として課されていて、日々2~3本のレポートを抱えて四苦八苦しています。そのほとんどが「調べてまとめる」タイプではなく、「調べて自分の意見を述べる」タイプのものです。「調べるのは良いのだけど、自分の意見を書くのが難しい」とか「苦手だ」という学生もいますが、こうした課題は、「知の作法」を身につけるための訓練として設定されているのです。ガンバレ!学生諸君!


社会福祉専攻では、学生の能動的な学び=アクティブラーニングを重視し、本当の意味での「知」の修得を目指して教育の質の向上に取り組んでいます。今後も、授業内容など積極的にご紹介していきます。



社会福祉学科 教授 竹ノ山圭二郎



ふくたんでは、社会福祉学科(社会福祉専攻・介護福祉専攻)と看護学科が設置されているメリットを活かし、学生時代から多職種と連携する力を養うために毎年合同授業を実施しています。

今年も、社会福祉専攻2年生・介護福祉専攻2年生・看護学科2年生を対象に、多職種連携授業を行いました。

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日時: 6月20日(火)

午前の部(1・2限目) 9:00  ~ 12:10 

午後の部(3・4限目)13:10  ~ 16:20 

参加学生:

社会福祉専攻2年(19名)

介護福祉専攻2年(27名)

看護学科2年(44名)

目的:

■他学科・専攻の学生とのディスカッションを通して、社会福祉士、介護福祉士、看護師それぞれの専門性や視点の違いを理解する

■多職種が連携しチームアプローチにする際に必要なこと(知識、技術、心構え)を理解する



今回の多職種連携授業には、射水市の地域包括支援センターや居宅介護支援事業の社会福祉士、介護福祉士、看護師資格をもつケアマネジャーの方々にファシリテーター(午前午後とも各8人)としてご協力頂きました。

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今回の授業は、病院から在宅へ退院予定であるAさんの事例を基におこないました。学生たちは、退院予定の高齢者の様々な情報を基に、「多職種連携に必要なこと、自分の職種の役割」というテーマで事前学習をし、合同授業に臨みました。


授業では5~6人が1グループ(チーム)となり、一人ひとり役割を決めました。学生の役割は以下のとおりです。

社会福祉専攻の学生: 医療ソーシャルワーカー、ケアマネジャー
介護福祉専攻の学生: 訪問介護員、ケアマネジャー
看護学科の学生: 本人、病棟看護師、訪問看護師



事前学習したものを持ち寄り、役割(医療ソーシャルワーカー、訪問介護員など)になった思いや、ほかの役割の方へ聞きたいことなどをグループで話し合いました。

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そして、事前学習と合同授業を通して学んだことを付箋に書き出し、グループで情報共有し、1枚の模造紙にまとめました。

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そして最後に、模造紙にまとめたことを発表しました。発表は各グループがポスターラリー方式で全員が発表を行いました。

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ファシリテーターの方々は、グループワークの進行を見守り、適度に助言して学生の気づきを促していただき、授業の終わりにはコメントを頂きました。

授業の最初は緊張感が漂い、静かに始まりました。グループ内での自己紹介をしている内に緊張感も和らぎ、お互いに役割についての話し合いが進みました。その後は、和やかな雰囲気の中でも活発な討論が行われました。



[ 学生の感想をご紹介します ]

普段生活しているうえで、病は突然襲いかかり、その日を境に入院生活を余儀なくされる。しかし、退院後、以前と全く同じ状況での在宅生活は困難になることがある事も、今回の授業を通して理解できた。

それぞれの専門職が退院後の患者に行える支援には限界がある。今回の多職種連携授業を通して、ひとつの専門職で抱え込む『独りよがりの支援』では無く、それぞれの専門職で患者を支援していく事こそ多職種連携に繋がる事が理解でき、改めて私自身の目標である看護師をめざし、この先も勉学に励んでいきたいと思った。

看護学科 2年 明法寺洋さん



他の専攻の学生と考え方や意見は違ったが、利用者様の願いを叶えるためにいろいろ考えていたことは同じであった。自分の都合に合わせるのではなく、利用者のためにいろいろな職種が連携していくことは大切なのだと学ぶことが出来た。

介護福祉士専攻 2年 梶原 彩楽さん



それぞれの専門職の視点が似ているところがあり、医療ソーシャルワーカーとしてどこまで踏み込めば良いか悩んだ。他のグループのまとめを見て理解が深まった。この授業を通して1人で抱え込まないことが大切だと思った。

病院で医療ソーシャルワーカーの実習が始まるので、それぞれの職種がどのような視点から支援をしていくのか学びたい、知りたいと強く思った。

社会福祉士専攻 2年 前野香織さん





多職種連携の第一歩として、「同じテーブルに座る」という目標を達成しました。事例を通して他の学科・専攻の学生と話をすることが初めての学生は緊張気味でしたが、終わった後の表情には達成感と笑顔がみられました。この経験が社会に出てきっと活かされることと思います。

学生のつたない発表に耳を傾け、温かく見守り、さりげなく助言してくださったケアマネジャーの方々に本当に感謝いたします。ありがとうございました。


担当教員:

社会福祉専攻 教員 松尾祐子
介護福祉専攻 教員 韓 在都
看護学科    教員 寺西 敬子



■科目名:相談援助演習Ⅰ
■担当教員:松尾祐子講師

■授業科目の学習教育目標の概要:

演習形態で社会福祉を学ぶための基本的知識、価値観及び専門援助技術を習得する。社会福祉に関する初歩的なテキストを使用し輪読を通して、人権尊重や自立支援などについて考え、自己及び他者への理解及びコミュニケーション技法についての理解を深める。



この授業はアクティブラーニングの一環として、ロールプレイやグループディスカッションなどを取り入れ、学生が積極的に授業に参加しています。

今回の授業は、コミュニケーション能力の向上を目指し「意見を言う力をつける」「異なる意見を聞く力をつける」というテーマで行いました。
まず、「ほめ言葉をたくさん見つける」というテーマで、グループに分かれて考えました。

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次に、自分たちでテーマを決めてブレインストーミングをしました。

グループのテーマは「楽しい1日を過ごすために」「捨て猫を失くすために」など様々なでした。「判断・結論を出さない、どんな考えも歓迎、質より量」というブレインストーミングの原則にそってアイデアを出しました。

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その後は、ポスターラリー形式で発表しました。

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授業の後半は、2人組になり1対1のディベートをしました。お互いに意見が異なるテーマを探して、交互に意見を言いました。

相手の異なる意見をうなずきながら聞き、意見の内容の繰返しをしてから、自分の意見を言いました。テーマは「高校の義務教育課に反対か賛成か」「中学生にスマホは必要か」などでした。

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[ 学生の感想をご紹介します! ]

・ブレインストーミングをして普段のグループワークでは、気づかないうちに自分とは違う意見を否定していることに気づいた。

・異なる意見も相手が聞いてくれると思うと話すことができた。異なる意見を聞くことにより視野が広がることが分かった。


社会福祉専攻 講師 松尾祐子


■科目名:心理学研究法

■担当:竹ノ山 圭二郎 教授

■教育目標:心理学で用いられている自然科学的研究法について学び、自らの問題意識に基づいて、仮説を立て、研究をデザインするための基礎的知識を修得する。



この科目は、心理学で用いられている研究法について学び、将来、実験や調査を自らデザイン・実践するための専門知識を修得することを目的としています。

また、研究法を学ぶことで、科学論文を読みこなす能力やニュース等で報じられる実験・調査データについてクリティカルに理解する力を向上させることを目指しています。


今回の授業テーマは、「実験のバイアス(データの歪み)」でした。

人間を研究対象とする心理学は、他の自然科学に比べ特有の複雑さがあります。例えば試験管の中の分子は、実験者は何を証明しようとしているのだろうなどと考えたりしませんが、人間の場合、実験者も被験者も実験中に様々なことを考え、そのことがデータに影響してしまいます。実験者の期待などが結果に影響することを「実験者効果」、被験者の実験に対する解釈などが影響することを「要求特性」といいます。これらのデータを歪めるバイアスを抑えるための実験手続きに、「単純盲験法」、「二重盲験法」や「偽装」などの方法があります。


これらの基礎概念の講義を受けた後、学生たちは小グループに分かれ、「インフルエンザの新薬の効果を検証するための二重盲験法を用いた臨床実験手続きを考案せよ」というPBL型の課題に取り組みました。

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二重盲験法とは、新薬や治療法の効果について実験をする際に、実験者と被験者(実験を受ける者)の両者ともに、どの被験者がどの実験条件に割り当てられているかが判らないようにして行う実験手続きです。

また、PBL(Problem Based Learning)とは、与えられた具体的な問題の解決法を自分たちの知識を駆使しながら考案するタイプの学習法で、いま注目されているアクティブラーニングの一種です。

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各グループには、具体的に検討するための小道具として2種類の色違いのミニチュアグラスとサイコロが与えられました。それらを用いて、バイアスを抑制するための具体的な実験手続きについて話し合います。そして最後に、それぞれのグループが自分たちの考えた方法を他のグループの前で実演しました。

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学生たちは、このPBL授業の中で、今まで学んできたことをベースに、自分たちの力で課題にチャレンジし、みんなで考え、ユニークな解決策を発見するという科学の本質的なプロセスに取り組みました。

学生たちは1年前期に「心理学」、「心理学統計法」、「心理学研究法」を学び、そこで修得した知識が後期の「心理学基礎実験」や「心理学基礎実習」につながっていきます。


社会福祉専攻では、心理学を体系的に学習できるユニット制カリキュラムを採用しています。今後も、授業内容など積極的にご紹介していきます。


社会福祉専攻 教授 竹ノ山圭二郎



4月の図書館オリエンテーション時に借りて読んだ本を、5月のADタイムで紹介し合いました。

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紹介された本は、推理小説や本屋大賞の候補作品、映画になった本、様々な困難をテーマとした本(視覚障害、いじめ)、児童虐待関連の本など様々でした。

学生の熱い語りがセールストークのようでもあり、心揺さぶられるひとときでした。


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本学の図書館には、小説だけでなく、福祉関連の書籍も多数そろっています。
今後も様々な本に出会い、自分自身の世界を広げて行ってほしいと思います。



社会福祉専攻 講師 松尾祐子


映画「美女と野獣」を観てきました。

6月5日現在で興行収入100億円を突破し、ムービーランキングでも1位を続けています。


美女と野獣.jpg「映画館に展示したあったバラ(散るとヤバイ)」




よく知られているストーリーを紹介しましょう。


ひとりの美しい王子が、呪いによって醜い野獣の姿に変えられてしまう。魔女が残した一輪のバラの花びらがすべて散る前に、誰かを心から愛し、愛されることができなければ、永遠に人間には戻れない。

呪われた城の中で、希望を失いかけていた野獣と城の住人たちの孤独な日々に変化をもたらしたのは、美しい村の娘ベル。聡明で進歩的な考えを持つ彼女は、閉鎖的な村人たちになじめず、傷つくこともあった。

それでも、"人と違う"ことを受け入れ、かけがえのない自分を信じるベルと、"人と違う"外見に縛られ、本当の自分の価値を見出せずにいる野獣──その出会いは、はたして奇跡を生むのだろうか(109シネマから引用)




授業でよく映画のシーンを使うのですが、この作品も差別や偏見、愛する・愛されることの尊さ、たとえどのような状況になっても精一杯生きることなどを学ぶのにとても役に立つと思いました。

福祉的に解釈すれば、野獣とベルは互いのエンパワメントempowermentを引き出したともいえます。エンパワメントとは支援で活用される理論で、1:力をつけること、2:解放されること

3:自分たちの置かれた不利な状況を変えていこうとする考え方。


故谷口明広博士が「人がエンパワメントされる時、必ず誰かに会っている」と言われましたが

まさに野獣とベルは会ってしまったことが互いの人生に重要な影響を及ぼしたといえるでしょう。

いつの時代も子どもから大人まで楽しめるのがディズニー映画です。一度も観たことがないという方はいないのではないでしょうか。ディズニー映画はストーリーが分かりやすく、面白いだけではなく、友情や愛情など色々なことを教えてくれます。


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こんな話を授業で聞けるのも社会福祉専攻(他学科でも話してるが)の面白いところです。

これを読んでいるすべての映画好き、ディズニー好きのみなさん、私といっしょに夢の世界へ出発進行ーーーですちゃ。


社会福祉専攻 教授 鷹西 恒

本学社会福祉専攻卒業生が社会福祉士国家試験に合格しました。

第29回の合格率は25.8%であり、狭き門を突破しました。


H29社会福祉士合格_澤田さん.jpg氷見市社会福祉協議会 澤田 真実さん



【合格者からのメッセージ】

国家資格取得に向けて勉強を始める時、私は仕事と育児の真っ只中でした。

家族をはじめ、周囲の支えがなくては合格出来なかったと思います。本当に感謝しています。

勉強する時間も、集中して何時間も‼とは行かず、「毎日5分でも」の気持ちで、一問一答、過去問集を中心に取り組みました。

出題範囲が広いこともあり、どこから手をつけようか迷いましたが、試験の雰囲気に慣れる意味でも模擬試験や過去問集から自分の苦手科目を見つける事で「自分に合った勉強スタイル」で取り組めたと思います。

最後に、これから受験を目指す方へ。

様々な困難に向き合う事があると思います。辛くなったら、時には、一休みも必要です。

好きな事をして。リラックスしたら、また頑張る‼ 頑張った分ちゃんと結果はついてきますよ。



■科目名:心理アセスメント基礎実習

■担当:竹ノ山 圭二郎 教授

■教育目標:福祉施設、医療、児童相談、教育相談等の現場において、利用者を客観的かつ根拠をもって理解するために、心理アセスメントは必須の技術である。心理アセスメントを実施するための基礎的技術および報告書を理解するための基礎的知識について実践的に学ぶ。


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社会福祉専攻では、社会福祉学と心理学の学びを深め、日本福祉心理学会認定資格である「福祉心理士」の資格取得を目指すことができます。

心理検査などの心理的アセスメント技術は、心理職はもちろん、心理的ケアを必要とする福祉現場においても役立てることのできる専門的スキルです。「心理アセスメント」とは、対象者(クライエント)の心理状態について様々な手段を用いて情報収集し、多面的に評価・把握することをいいます。



この科目では、1年次からの学習で蓄積してきた心理学の基礎的な知識を踏まえた上で、知能検査や性格検査などの心理検査を用いて、受講学生同士が臨床心理士役・クライエント役となり実践的な体験学習をします。


今7週間ほどかけて知能検査の実習に取り組んでいます。使用している検査は2種類あります。

そのひとつ、ビネー式知能検査は、元々、知的障害児の発達水準を評価するために開発されたもので、精神年齢と知能指数(IQ)を算出することができます。1歳児から適用することができ、幼児でも興味が持てるようにミニチュアなどの道具を用いるなどの工夫がされていることが特徴です。

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もうひとつのウェクスラー式知能検査は、元々、精神障害者の認知的能力を診断的に評価するために開発されたもので、教育や言語能力に関連する言語性IQ、および動作や空間認識に関連する動作性IQ、それらを総合した全検査IQを測定できます。さらに言語理解、知覚統合、作動記憶、処理速度という4つの認知機能をアセスメントすることができ、学習障害やADHD、その他の認知障害を診断する際に有効な情報を提供できます。

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学生たちは、臨床心理士役・クライエント役を交代で実演しながら、これらの検査の実施手順や検査結果の評価方法などの技術について体験的に学んでいます。このような実践的な学びが将来、人を支援する際の力となります。


社会福祉専攻では、短期大学としては珍しく、心理学を体系的に学習できるユニット・カリキュラムを採用し、実践・体験を重視した授業を行っています。今後も、授業内容などご紹介していきます。

社会福祉学科 教授 竹ノ山圭二郎

■科目名:心理学

■担当:竹ノ山 圭二郎 教授

■ミッション(学習目標):人に対する支援は一律のものではない。対人援助に関わる人は、「個人」を理解することが必要となる。心理学を学ぶことによって、人を理解しようとする態度と、人を理解するために必要な基礎知識とを身に付けることができる。

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 この科目は、心理学の基礎的概要を学ぶ、心理系専門科目の導入教育であると同時に、社会福祉士基礎受験資格の指定科目でもあります。心理学を学ぶ楽しさを学生に実感してもらうことを第一の目標としています。

 富山福祉短期大学では、アクティブラーニングのための授業ツールとして「クリッカー」を導入しています。クリッカーとは、学生ひとり一人に配布されたカード型端末を用いて、学生の回答を瞬時に集計しスクリーンに表示する双方向コミュニケーション教育機器です。

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 この科目を担当している竹ノ山先生のモットーは、「楽しくなければ勉強じゃない!」だそうで、どうしたら学生が楽しくアクティブに学べるかを追求した末に独自に開発した「クエスト型授業」によって講義が行われています。

 この授業では、「クエスト」、「ペンギン・パーティ」、「アクション・ポイント」、「考えてみよう!」、「パーティ・チャレンジ!」など学生がこれまで体験したことのない楽しく学ぶための仕掛けが満載です。毎年改良を加え、今年度は、教育界で注目されつつある評価法である「ICEモデル」を組み込んだ「クエスト型v5.0」を用いて、学生がアクティブに学び、自らの学びを評価し、学びの質を高めていく授業設計が施されています。このスタイルで行われている心理学講義は、日本で唯一ではないかとのことです。



 通常形式の授業では、その科目を学ぶために積み重ねた努力の大きさを学生は感じることができません。しかしこのクエスト型授業では、授業をゲームに見立てて、授業外の学習・授業での発言・仲間との協力などの全ての学習行動をポイントとして記録し、学生一人ひとりがこの科目を学ぶためにかけた努力を徹底的に「見える化」することで、「学ぶ喜び」を体感できるシステムを構築しています。

 学生は仲間と協力してポイントを獲得していくことで、見習い→赤の戦士→青の騎士→黒の魔法使い→白の王→光の救世主とレベル(学習到達度)が次第に上がっていき、自分の学習到達レベルとこの科目に費やした総学習時間を毎回のステージごとに確認することができます。


 今回の学習テーマは、「学習の心理」です。人がこれまでの行動を変化させたり、新しい行動を習得したりすることに関する心理学の基礎理論を学びました。

 この授業は、講師の話をただ聴くだけのものではありません。今回は、学生がよりアクティブに学ぶために講師を実験台にして実演しました。使うのは水鉄砲と笛です。学生Aが笛を吹くのと同時に学生Bが竹ノ山先生の左眼に水を吹きかけます。すると瞬目反射によって瞼が閉じます。これを繰り返すと次第に笛の音だけで瞼が閉じる条件反射が形成されます。これは梅干をみると唾液が出るのと同じ現象で、これを古典的条件づけによる学習といいます。またこれは恐怖症やPTSDの発症メカニズムとも関連する現象です。

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 学生たちは、和気あいあいとした雰囲気の中、クリッカーを用いて回答したり、自ら手を挙げ発言したりして、「アクティブな」心理学の学びを楽しんでいました。竹ノ山先生は、「日本一、楽しく学べる心理学講義」を目指して授業改善に取り組んでいるそうです。

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 社会福祉学科社会福祉専攻では、心理学を本格的に学習できるユニット・カリキュラムを採用しています。今後も、授業内容など積極的にご紹介していきます。


社会福祉学科 教授 竹ノ山圭二郎

毎月、タスキをつないでいく社会福祉専攻駅伝メッセージの2回目です。

サクラの季節を迎え、社会福祉専攻にも新入生が加わり、新年度がスタートしました。

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ところで、先週の休みに、子どもを連れて久しぶりに魚津のミラージュランドに行きました。観覧車のゴールドのゴンドラに乗りました。天気も良く、魚津の街並みがきれいに見えました。私が貧乏な学生だった頃、街の灯りを眺めながら、灯りのひとつひとつにそれぞれの家庭や人生があり、それら大勢の人々の思いが集まって私たちのこの社会が形づくられていることに、何ともいえない不思議さを感じていました。今またゴンドラから魚津の街並みを眺めながら、あのひとつひとつの家々のさまざまな人々の暮らしを想像しました。うおづ.jpg

社会福祉専攻には、実に多様な学生が集まってきます。ひとり一人将来のイメージは異なり、学ぶ理由も学ぶ目標も学ぶ内容もさまざまです。また本学の学生だけでなく、履修証明プログラムによる社会人受講生の方や大学コンソーシアム富山の単位互換制度を活用した他大学の学生さんも、一緒に学んでいます。この少子高齢化の時代、わが国の社会と福祉は、切り離すことができません。社会の全ての職種において、福祉の考え方が必要とされる時代が来ています。学生たちが将来どの方向に進んでいこうと本学で学ぶ福祉学と心理学の知識を役立てることができます。

私のモットーは、「楽しくなければ学びじゃない」です。人間にとって学ぶことは、本来楽しいことなのです。社会福祉専攻では、これまで以上にアクティブラーニングによる教育を強化し、教員と学生がお互いの力を合わせて楽しい学びを実現することを目指していきます。授業の様子については、本学ホームページ上で紹介していきます。オープンキャンパスにもぜひお越しください。お待ちしています。

社会福祉学科長 竹ノ山圭二郎

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