HOME » » 学科トピックス » 看護学科

看護学科

124gou-1.jpg



こんにちは

124回を担当します小児看護学・基礎看護学の堅田です。



 早いもので今年も2週間をきりました。12月を師走と言いますが、では師走とは何か・師走の語源は何か、疑問に思い調べてみました。

 師走の語源には諸説あり、正確にはわかっていない様です。そこでここでは、現在のところ有力視されている説を紹介します。


師(僧)が走る説

 僧とはお寺のお坊さんのことです。日本には昔から年末になるとお坊さんに自宅まで来てもらい、お経を唱えてもらう風習がありました。

 そのため、年末が近付くとあちこちから依頼がくるお坊さんは、東西を行ったり来たりと大忙しになります。その様子を見て「師が馳せる」から師走になったという説です。


 今回は師走の忙しい中、学生達がどのように過ごしているかご紹介したいと思います。



 1年生は入学して早8ヶ月が過ぎました。9月から回復促進援助技術科目を学んでいます。この科目は健康回復促進に必要な「症状・生体機能管理技術」「創傷管理技術」「治療・処置に伴う援助技術」「与薬の技術」「救急救命処置技術」についての基本的援助技術を習得できることを目的にしています。


 11月下旬より、回復促進援助技術の中でも侵襲を伴う看護技術「与薬の技術」を学んでいます。与薬にあたっては、医師の指示に基づいた薬物を、安全かつ確実に投与されることが求められます。学生達は初めて針を使った演習であり、緊張度が増す演習でもあります。真面目に事前学習に取り組み、真剣な表情で演習に取り組んでします。

   

124gou-2.jpg



 2年生は、11月27日より高齢者看護学実習Ⅰが始まりました。この科目は、人生の最終ステージを生きている高齢者の特性を理解し、その生活を支援する方法と、看護が果たす役割について学ぶことを目的としています。
 学生達は介護老人福祉施設・介護老人保健施設で3週間の実習を行います。2年生になって2回目の実習であり、高齢者との関わりを通して多くの学びを得ることを期待しています。


 この写真は学内での風景です。1週間施設で学んだことを振り返り、今後の課題を明らかにするため、グループ間で情報交換やテーマに基づきディスカッションをしています。

124gou-3.jpg 


 3年生は、11月17日で3年間最後の実習である総合実習を終えました。現在は国家試験合格に向けて最後の追い込みの時期です。

 本学では学習強化のため、各領域担当教員による補修講義をおこなったり、学習環境を確保するため、AD担当教員の研究室・会議室・演習室等を開放し、夜間学習のため施設の開放時間を延長したりなど、国家試験合格100%を目指し、支援体制を強化しています。

 
 国家試験全員合格を願うと共に、3年生の新たな出発に向けて教職員一同今後も支援して行きたいと思います。

124gou-4.jpg


 こんにちは。今回リレーメッセージを担当します中井です。


 最近日増しに気温が低くなってきますが、風邪などひいてないでしょうか?

 今年はインフルエンザワクチンの生産が遅れたために不足気味のようでしたが、12月中旬には改善されるようですし、流行のピークを迎える前に接種を済ませたいですね。本学の学生さんたちも11月中に接種が終わりました。


 3年生の学生さんは総合実習も終え、最後の科目『保健医療福祉統計概説』の授業と国家試験対策に取り組んでいます。

123gou-1.jpg 『保健医療福祉統計概説』では、「国民衛生の動向」・「福祉の動向」をテキストとして、日本における保健・医療・福祉に関する統計的数値の意味を学び、看護実践における重要な数値とは何かを学びます。講義は、各専門領域の教員がそれぞれ担当し、保健・医療・福祉の現状を確認し、今後の展望についてディスカッションしながら進めます。

 また国家試験対策では、各領域の教員が日替わりで強化講義を行っています。本番さながらの丸一日の模擬試験も、定期的に行っています。授業の合間の空き時間には、学生同士で学習や研究室の先生方にわからないことを聞いたりしています。

123gou-2.jpg

123gou-3.jpg 国家試験まであと2カ月になり、受験シーズンに入りました。脳細胞は栄養があってこそ働きます。受験生の皆さんは食事や栄養に気をつけて頑張っていきましょう。




 11月14日(火)、看護学科2年生44名は「小児看護学援助論Ⅱ」の授業の一環として、西部保育園の避難訓練に参加しました。


科目名:小児看護学援助論Ⅱ

担当教員:堅田智香子准教授、若瀬淳子講師

授業科目の学習教育目標の概要:

・健康問題がある小児と家族の支援技術を身につける。

・「子どもの最善の利益」を考慮した看護技術と知識の統合ができる。
・小児看護学の臨地実習に向け準備ができる。



 今回の避難訓練は、「学生が小杉西部保育園で演習中に大地震が発生し、大津波警報が発令された」というシナリオで行われました。

 一部の学生が保育園にいる時に地震に遭い、地震の情報を聞いた残りの学生が避難の支援に向かい、園児全員を避難させます。


 あらかじめ教室に2~3名の学生がはいり、園児たちと交流していました。打ち解けたころに、地震がやってきます。園児たちは机の下にもぐり、頭を守りました。

HP_避難訓練1.jpgHP_避難訓練3.jpgHP_避難訓練2.jpg

 地震がおさまった後、津波警報がだされました。園児たちは帽子をかぶり、先生の指示にしたがって保育園内の児童館へ避難します。

 学生たちも、園児の安全への配慮や、気持ちの変化に応じて安心できる声かけなどを考えながら、手をつないだり、抱っこしたりしながら避難しました。


HP_避難訓練4.jpgHP_避難訓練5.jpg

 全員の避難が完了すると、保育士の先生が、避難するときの注意点や今回の避難訓練の振り返りを、子どもたちにわかりやすく伝えていらっしゃいました。


HP_避難訓練6.jpg

 そして避難訓練終了後、竹内園長先生からコメントをいただきました。

「小杉西部保育園では、地震・津波・火災・河の氾濫・不審者の侵入等、さまざまな場合を想定した避難訓練をおこなっています。だいたい月に1回程度の頻度です。

子どもたちは避難訓練に非常に慣れていますが、実際に自然災害や避難勧告があった際は、きっと不安な気持ちになると思います。何もないのが1番ですが、もし何かあったときはぜひご協力をお願いします」

HP_避難訓練7.jpgHP_避難訓練8.jpg

 避難訓練の体験を通して、声かけや安全を考慮した対応の難しさを学ぶことができました。学生たちにとって、かけがえのない体験となったようです。
 これからも保育園と連携を取りながら、子どもの理解を深めていきたいと思います。

看護学科 准教授 堅田智香子



 10月から看護学科に着任しました大永慶子です。

 私は臨床では精神科看護に10年間携わってきました。精神科にはいろいろな苦しみを抱えた患者さんがいらっしゃいます。

 その中でそれぞれの看護師がそれぞれの個性を活かし、自分自身を治療ツールとして患者さんに関わっています。看護師自身がツールとなるわけですから、看護学の修得だけでなく、これまでに経験したすべてのことが看護に活かされます。経験したことを全部、自分のどこかの引き出しに入れておくと、それが活かされる時が必ず来ます。


 私も本学でたくさんのことを経験し、皆さんと一緒に成長していきたいと思っています。よろしくお願いします。



 ところで、本学に着任して嬉しかったことの一つに、私の研究室から立山連峰がとてもきれいに見えることを挙げたいと思います。私は学生時代にワンダーフォーゲル部に所属していて、夏に剣岳から薬師岳までを縦走したことがあります。美しい立山連峰を見て、数十年前の楽しかった夏山を思い出しています。

122gou-1.jpg

剣沢キャンプ場:1990年8月撮影



 今は山に行くことはほとんどありませんが、先日友人に誘われて井波の八乙女山に登ってきました。
 登り2時間、下り1時間なのでちょっとした気分転換にちょうどよい山だと思います。日の光がきれいで、少し紅葉した落ち葉をさくさく踏みしめる感触が心地よかったです。

122gou-2.jpg122gou-3.jpg
 臨床からは離れましたが、この経験もどこかで活かせることと思います。

122gou-4.jpg

 今回は、1年生の演習の様子を紹介します。基礎看護学担当の中田です。


 10月13日・20日「回復促進援助技術論」の授業で、「呼吸循環を整える援助」における喀痰吸引と体位ドレナージの演習を行いました。担当教員は今川先生、補助として柴田先生、中田で演習授業を行いました。


 まず演習前課題や教科書を再確認し、演習の内容と進め方の説明がされました。


121gou-1.jpg

 3~4人のグループに分かれ、各ベッドでモデル人形を用いて、口腔内、鼻腔内、気管内の吸引を行います。

 はじめての吸引器の操作や吸引チューブの持ち方に戸惑いながら真剣に行っていました。教科書や課題シートで確認しながら交代で全員が体験します。

121gou-2.jpg121gou-3.jpg


 実際に吸引時間や挿入したカテーテルの長さを測定し、安全に行う方法を理解しました。

121gou-4.jpg121gou-5.jpg121gou-6.jpg

 演習を終えての学生の感想では、

「吸引チューブの挿入は見えない部分を感覚だけで進めていくのが難しかった。」

「どうしたら挿入しやすいかをグループのみんなで確認しながらできて良かった。」

「吸引を行うことは患者さんの呼吸に影響するので、慎重に行わなければいけないと思った。」

「身体の構造に合わせて挿入することが難しく、解剖を頭に入れておくことが大切だとわかった。」

などがありました。


121gou-7.jpg 1年生は7月に基礎看護学実習Ⅰを終え、後期の演習の取り組み姿勢がずいぶんと良くなり頑張っています。

 「回復促進援助技術論」では、今後、経管栄養、採血、注射などの講義や演習授業が12月末まで続きます。基本的な看護技術の方法と根拠を、体験を通して理解して欲しいと思います。


120gou-1.jpg
こんにちは。今回のリレーメッセージを担当する蘭です。

私は9月20日、9月28日(A日程)と12月19日、12月25日(B日程)に「看護職員認知症対応力向上研修会」の講師を務めさせていただくことになりました。
この研修は、①認知症患者の入院から退院までのプロセスに沿った基本的な知識や、認知症に対する実践的な対応力を習得すること、②医療機関内等での認知症ケアの適切な実施、③マネジメント体制を構築できる看護師を養成することを目的としています。

対象者は、県内の急性期病院等で指導的な役割を担う者、看護管理者または、指導的役割を担う者であり、且つ同じ医療機関等の職員に対して伝達講習が行える者。A日程、B日程それぞれ50名程度が受講します。



120gou-2.jpgわが国では、高齢で認知症をもつ入院患者が増加し、認知症患者の在院日数がますます長期化しています。

認知症を有する高齢者は、一般的な加齢変化などの転倒要因に加え、危険な状態を察知し回避する注意能力障害、パーキンソンニズムによる歩行障害や脳血管障害による運動障害を併せ持った人が多く、非常に転倒のリスクが高くなります。
さらに、入院中は生命の影響を及ぼすラインやドレーン類の挿入、創部の安静による臥床が必要となりますが、認知症の診断を受けている高齢者は、睡眠障害やせん妄などを随伴しやすく、現状や術後安静の指示を理解できないことも少なくありません。

このような場合、患者の安全を守る方法の一つとして身体拘束を選択する場合があります。しかし、身体拘束は患者の人権を侵害する行為で、2次的な健康障害を起こしやすく、患者の順調な回復過程を妨げることに繋がります。現場の看護師は、患者の安全と患者に与える弊害の狭間でジレンマを感じ、認知症やせん妄状態の患者への対応に大変苦慮しています。


120gou-3.jpgそこで、認知症やせん妄に関する基本知識や適切なアセスメントや対応力を習得し、各施設の実情に応じた認知症への対応方法を検討し、適切なマネジメント体制を構築することや、自施設の看護職員へ認知症に関する基本知識などの伝達講習をできることが本研修会の目標になります。



私の担当はマネジメント、人材育成に関することで、施設全体および部門ごとのマネジメント(人員、環境、情報管理等) の実践的な対応方法および、スタッフ研修計画策定や教育技法等の教育技能を習得することをねらいとしています。

認知症ケアマネジメントの柱 である 1) 医療安全の推進、2) 認知症ケアの充実と入院長期化の回避のための方法論を紹介するとともに、各施設および部署の状況に合わせた方法を開発・普及できるように教育のプロセスや指導案について講義しました。
堅苦しい内容ですが、教育論を語る時に欠かせない山本五十六の話や身体拘束の代替方法やせん妄対策や抗精神病薬について事例を用いて説明し、受講者が興味・関心を持ち、実践で生かせるように工夫しました。

これからも現場に貢献できるような研修、研究に携わっていきたいと考えています。




119gou-1.jpg




 こんにちは! 小児看護学を担当しています若瀬と申します。

 今回は、小児看護学実習の様子をご紹介いたします。

 今年度も3年生最後のグループの小児看護学実習が終了しました。
 小児看護学実習の目標には、学生が"全ての子どもの最善の利益を考えた支援"について、看護の役割は何かについて模索しながら、自分の看護観を構築してくこともあります。


 実習開始直前の学生の実習に対する意欲は、小児の場合は比較的2つに分かれる傾向にあります。それは・・・、子どもが好きか嫌い(苦手)かです。

学生の持つ「子ども観」が"元気で明るく、可愛い"か、"自己中心的で、うるさく疲れる"かの違いがはっきりしています。学生の持つイメージが後者の場合、子どもへの苦手意識が実習の学びに大きく影響するのではないかと教員も悩みます。
 しかし、実際実習を終えてみると、「先生!!私、子どもが好きになったかもしれない」

子どもへのイメージが変化する学生が少なくありません。


119gou-2.jpg

 小児看護学実習の期間は3週間で、保育園1週間・障がい児施設1週間・クリニックや外来1週間でローテーションしています。様々な年齢、環境、病気、障がいを持った子どもたちと関わります。

 その中で、1人ひとりの子どもに向き合い、小さな子どもにも丁寧に、相手を尊重しながら、その子にとって最善の支援を常に考え関わる看護師さん・保育士さんに出会います。



119gou-3.jpg119gou-4.jpg


 そして、その出会いから子どもの持っている素敵な力について学んでいきます。子どもは、大人を見ています。それは、健康な子どもも病気の子どもも障がいを持った子どもも同じです。自分にしっかり向き合って関わってくれる大人のことを、子どもはしっかり見ているということを学びます。


 小児実習は、自分自身をみつめる良い機会になります。それぞれの子どもの成長を支える看護について考えると同時に、看護職を目指す自分がどう在るべきか、そしてどう在りたいかについて、これから先も学生たちが沢山考え、そして悩んで成長していくことを期待していきたいと思います。
119gou-5.jpg


 看護学科 境です。今日は私の授業についてお話します。

118gou-4.jpg 看護の基礎科目の中で、1年次の後期に「感染防止管理論」の授業を8コマ担当しています。この科目は、他の大学や養成校では、基礎看護学の授業の中に「感染看護」として組み込まれていて、個別に構成されていません。「感染防止管理論」は、ふくたんだけのオリジナル科目といっても過言ではないと思います。今回はこの授業概要について説明します。



 私は、病院勤務時代に「感染看護」の研修を2ヶ月間受講し、その後病院での感染専任師長として勤務しながら、社会活動として「富山県感染対策研究会」を発足しました。この研究会は、富山県内の中小規模病院の感染対策のレベルを上げることを目標に、現在も継続して年2回開催されています。これらの活動を進めながら、短大での感染教育を担当しています。

 「感染防止管理論」では、ナイチンゲール時代からの感染看護の歴史や、ゼンメルワイスの手洗いの重要性を見出した統計的なデータなどから、感染看護の役割を理解してもらいます。

 そして、器材の取り扱いに関する「滅菌・消毒」、「消毒薬の使用と濃度計算」や「感染性廃棄物の処理」、「環境対策としての清掃」、「職業感染防止対策とワクチン接種」などの感染管理全般についても学びを深めています。

 
 また演習として、日常的に効果的な「手洗い」ができるように、手の汚染物質を高感度で測定する「ルミタスター®」という機器を使用して、自分の手洗い前後の清浄度を確認しています。

118gou-1.jpg
 他にも、蛍光クリームを手に刷り込み、その後の手洗いでどれくらい綺麗に洗えているのか、洗い残しはどの部分なのかも確認しています。

118gou-2.jpg

 これらの演習によって、日常的にあまり手洗いを実施していなかった学生たちが、毎回石鹸を使用するようになったり、1日の手洗い回数が増えたりと手洗い行動に変化が見られています。簡単にでき、誰もが理解しているはずの手洗いですが、実際のところ、なかなか適切に必要なタイミングで出来ていない状況があります。授業が終了する頃には、家庭での手洗い方法や石鹸の管理についても振り返り、感染を広めない対策が実施できているようです。


今年の8月のオープンキャンパスでは、「感染防止に必要な手洗いの重要性」のテーマで、高校生対象に「ルミタスター®」を使用して手の拭き取り演習を行いました。保護者の方も参加され、日頃の手洗いの不備について実感されていました。

118gou-3.jpg

 最近、富山県内でもO-157の患者が発生しています。またこれからインフルエンザの季節を迎えます。そこで感染防止対策の知識として「手洗い」の重要性を理解していただき、少しでもきれいに、汚れを除菌できる手洗い方法ができるようになってほしいと思っています。「感染防止管理論」で学んだ知識、技術が、勤務の中でとても役に立っていると卒業生が話してくれました。手洗い丈夫な看護師がたくさん育つことを期待しています。


 8月19日(土)に高岡市のUホールで開催された「とやまの木とおうち・からだの不思議」(とやま健康・省エネ住宅推進協議会主催、委員・看護学科炭谷教授)の催しに看護学科1年生6名がボランティアとして協力してくれました。その様子をご紹介します。


 健康と住まいの環境を考えるきっかけづくりとして、小学生の親子を対象に「温度で変わるからだの不思議」をテーマに「寒冷刺激で血圧はどう変化するか?」の実験体験を行いました。この体験には3家族小学生5人と保護者が参加して下さいました。


 はじめに看護学科 炭谷先生より、心臓の働きと血圧のしくみについて説明があった後、参加した子供たちは水が入ったペットボトルを心臓に見立て、自分が心臓になったつもりで血液を押し出す体験や、氷水に足を浸す前後の血圧変化を電子血圧計で実際に測定する実験を体験しました。


血圧測定1.jpg
 看護学科の学生達はイベント開催に向け、対象となる小学生が理解できるポスターや体験内容について教員と相談しながら考え、ポスター作成や教材準備に取り組みました。

 イベント当日は、笑顔で子供たちに声を掛けて緊張をほぐし、子供たちはからだへの関心と実験の好奇心を存分に発揮してくれていました。


血圧測定2.jpg


 またメインテーマである寒冷刺激による血圧変化の実験では、学生達が被験者となりました。測定者となった子供たちに、やさしく丁寧に電子血圧計の使い方や測り方を指導しサポートしてくれたことで、参加した子供たち全員が積極的に実験を遂行することができました。 


血圧測定3.jpg
 協力してくれた看護学生も、相手が分かるように伝えることの難しさや自分のサポートで子供たちが血圧を上手く測れた時の嬉しさなど、体験を通して多くの学びと喜びがあったようです。

 そんな姿に看護学生としての成長を感じ、これからの学習や実習において様々な経験を積み磨かれていくことだろうと頼もしく感じました。

看護学科 北山



117gou-1.jpg 解剖生理学などの基礎医学を担当している村井です。

 さて、世の中で人に感動を与える生き方をしておられる方は何人かおられますが、確実にその範疇に入る日野原重明先生について書きたいと思います。


 日野原先生は著名な医師で、看護教育にも熱心に取り組まれた先生ですが、先月7月に105歳でお亡くなりになられました。100歳を過ぎてからも精力的に活動しておられ、多くの方が名前は聞かれたことがあると思います。

 8月3日付けの読売新聞で、吉田修氏(天理医療大学長、京都大学名誉教授)が亡くなられた日野原先生について書いておられます。その記事の中で、日野原先生が影響を受けた人物がいたことを私は初めて知りました。カナダ生まれで、アメリカ医学の発展に尽くしたウイリアム・オスラー博士です。


 吉田氏によれば、臨床内科医のオスラー博士は科学者として病気を治すだけでなく、患者を癒し慰める人道主義的な医療を実践し、生涯に1200もの本や論文を書き、アメリカや欧州の臨床医に大きな影響を与えたと述べています。

 日野原先生は亡くなられた時は聖路加国際病院名誉院長でしたが、聖路加国際病院が連合国総司令部(GHQ)に摂取されていた時代に、軍病院の図書館になっていた聖路加国際病院の図書館でオスラーの文書に出会い大変興味を持たれたそうです。そして、そうした文書からオスラーの教えを学び、その教えを実践されたということです。

117gou-3.jpg

 日野原先生は、聖路加看護大学(現在:聖路加国際大学)で看護教育に携われ、今では日野原先生の考えに影響を受けた多くの看護師の皆さんが、その考えを広め実践しています。

 看護教員としてあるいは病院の指導者として、看護学生や看護師に接し、知識・技術だけでなく、医療人としてどうあるべきか、模範となるような医療人でいられるように努力することの大切さを伝えています。私も看護教育に身を置く者として、そうした考え方を心に留め、看護学生の教育に当たらなければと思っています。


 日野原先生は、先人の良い教えを謙虚に学ぶ姿勢を持たれ、そして、そのことを実践された方なのだと思います。私は、100歳を超えて生きていたとしても日野原先生のように精力的に活動しているとも思えませんが、せめてそうした姿勢を生きている間は大事にしたいと思っています。



アーカイブ

オープンキャンパス
資料請求
共創福祉センター
福祉短大ボランティアページ
富山福祉短期大学図書館
ふくたん日和(教職員ブログ)
学生マイページ
学校法人 浦山学園 学園本部
富山福祉短期大学訪問看護ステーション
富山情報ビジネス専門学校
金沢中央予備校

Copyright © 2004 Toyama College of Welfare Science. All Rights Reserved.