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看護学科

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 こんにちは! 小児看護学を担当しています若瀬と申します。

 今回は、小児看護学実習の様子をご紹介いたします。

 今年度も3年生最後のグループの小児看護学実習が終了しました。
 小児看護学実習の目標には、学生が"全ての子どもの最善の利益を考えた支援"について、看護の役割は何かについて模索しながら、自分の看護観を構築してくこともあります。


 実習開始直前の学生の実習に対する意欲は、小児の場合は比較的2つに分かれる傾向にあります。それは・・・、子どもが好きか嫌い(苦手)かです。

学生の持つ「子ども観」が"元気で明るく、可愛い"か、"自己中心的で、うるさく疲れる"かの違いがはっきりしています。学生の持つイメージが後者の場合、子どもへの苦手意識が実習の学びに大きく影響するのではないかと教員も悩みます。
 しかし、実際実習を終えてみると、「先生!!私、子どもが好きになったかもしれない」

子どもへのイメージが変化する学生が少なくありません。


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 小児看護学実習の期間は3週間で、保育園1週間・障がい児施設1週間・クリニックや外来1週間でローテーションしています。様々な年齢、環境、病気、障がいを持った子どもたちと関わります。

 その中で、1人ひとりの子どもに向き合い、小さな子どもにも丁寧に、相手を尊重しながら、その子にとって最善の支援を常に考え関わる看護師さん・保育士さんに出会います。



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 そして、その出会いから子どもの持っている素敵な力について学んでいきます。子どもは、大人を見ています。それは、健康な子どもも病気の子どもも障がいを持った子どもも同じです。自分にしっかり向き合って関わってくれる大人のことを、子どもはしっかり見ているということを学びます。


 小児実習は、自分自身をみつめる良い機会になります。それぞれの子どもの成長を支える看護について考えると同時に、看護職を目指す自分がどう在るべきか、そしてどう在りたいかについて、これから先も学生たちが沢山考え、そして悩んで成長していくことを期待していきたいと思います。
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 看護学科 境です。今日は私の授業についてお話します。

118gou-4.jpg 看護の基礎科目の中で、1年次の後期に「感染防止管理論」の授業を8コマ担当しています。この科目は、他の大学や養成校では、基礎看護学の授業の中に「感染看護」として組み込まれていて、個別に構成されていません。「感染防止管理論」は、ふくたんだけのオリジナル科目といっても過言ではないと思います。今回はこの授業概要について説明します。



 私は、病院勤務時代に「感染看護」の研修を2ヶ月間受講し、その後病院での感染専任師長として勤務しながら、社会活動として「富山県感染対策研究会」を発足しました。この研究会は、富山県内の中小規模病院の感染対策のレベルを上げることを目標に、現在も継続して年2回開催されています。これらの活動を進めながら、短大での感染教育を担当しています。

 「感染防止管理論」では、ナイチンゲール時代からの感染看護の歴史や、ゼンメルワイスの手洗いの重要性を見出した統計的なデータなどから、感染看護の役割を理解してもらいます。

 そして、器材の取り扱いに関する「滅菌・消毒」、「消毒薬の使用と濃度計算」や「感染性廃棄物の処理」、「環境対策としての清掃」、「職業感染防止対策とワクチン接種」などの感染管理全般についても学びを深めています。

 
 また演習として、日常的に効果的な「手洗い」ができるように、手の汚染物質を高感度で測定する「ルミタスター®」という機器を使用して、自分の手洗い前後の清浄度を確認しています。

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 他にも、蛍光クリームを手に刷り込み、その後の手洗いでどれくらい綺麗に洗えているのか、洗い残しはどの部分なのかも確認しています。

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 これらの演習によって、日常的にあまり手洗いを実施していなかった学生たちが、毎回石鹸を使用するようになったり、1日の手洗い回数が増えたりと手洗い行動に変化が見られています。簡単にでき、誰もが理解しているはずの手洗いですが、実際のところ、なかなか適切に必要なタイミングで出来ていない状況があります。授業が終了する頃には、家庭での手洗い方法や石鹸の管理についても振り返り、感染を広めない対策が実施できているようです。


今年の8月のオープンキャンパスでは、「感染防止に必要な手洗いの重要性」のテーマで、高校生対象に「ルミタスター®」を使用して手の拭き取り演習を行いました。保護者の方も参加され、日頃の手洗いの不備について実感されていました。

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 最近、富山県内でもO-157の患者が発生しています。またこれからインフルエンザの季節を迎えます。そこで感染防止対策の知識として「手洗い」の重要性を理解していただき、少しでもきれいに、汚れを除菌できる手洗い方法ができるようになってほしいと思っています。「感染防止管理論」で学んだ知識、技術が、勤務の中でとても役に立っていると卒業生が話してくれました。手洗い丈夫な看護師がたくさん育つことを期待しています。


 8月19日(土)に高岡市のUホールで開催された「とやまの木とおうち・からだの不思議」(とやま健康・省エネ住宅推進協議会主催、委員・看護学科炭谷教授)の催しに看護学科1年生6名がボランティアとして協力してくれました。その様子をご紹介します。


 健康と住まいの環境を考えるきっかけづくりとして、小学生の親子を対象に「温度で変わるからだの不思議」をテーマに「寒冷刺激で血圧はどう変化するか?」の実験体験を行いました。この体験には3家族小学生5人と保護者が参加して下さいました。


 はじめに看護学科 炭谷先生より、心臓の働きと血圧のしくみについて説明があった後、参加した子供たちは水が入ったペットボトルを心臓に見立て、自分が心臓になったつもりで血液を押し出す体験や、氷水に足を浸す前後の血圧変化を電子血圧計で実際に測定する実験を体験しました。


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 看護学科の学生達はイベント開催に向け、対象となる小学生が理解できるポスターや体験内容について教員と相談しながら考え、ポスター作成や教材準備に取り組みました。

 イベント当日は、笑顔で子供たちに声を掛けて緊張をほぐし、子供たちはからだへの関心と実験の好奇心を存分に発揮してくれていました。


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 またメインテーマである寒冷刺激による血圧変化の実験では、学生達が被験者となりました。測定者となった子供たちに、やさしく丁寧に電子血圧計の使い方や測り方を指導しサポートしてくれたことで、参加した子供たち全員が積極的に実験を遂行することができました。 


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 協力してくれた看護学生も、相手が分かるように伝えることの難しさや自分のサポートで子供たちが血圧を上手く測れた時の嬉しさなど、体験を通して多くの学びと喜びがあったようです。

 そんな姿に看護学生としての成長を感じ、これからの学習や実習において様々な経験を積み磨かれていくことだろうと頼もしく感じました。

看護学科 北山



117gou-1.jpg 解剖生理学などの基礎医学を担当している村井です。

 さて、世の中で人に感動を与える生き方をしておられる方は何人かおられますが、確実にその範疇に入る日野原重明先生について書きたいと思います。


 日野原先生は著名な医師で、看護教育にも熱心に取り組まれた先生ですが、先月7月に105歳でお亡くなりになられました。100歳を過ぎてからも精力的に活動しておられ、多くの方が名前は聞かれたことがあると思います。

 8月3日付けの読売新聞で、吉田修氏(天理医療大学長、京都大学名誉教授)が亡くなられた日野原先生について書いておられます。その記事の中で、日野原先生が影響を受けた人物がいたことを私は初めて知りました。カナダ生まれで、アメリカ医学の発展に尽くしたウイリアム・オスラー博士です。


 吉田氏によれば、臨床内科医のオスラー博士は科学者として病気を治すだけでなく、患者を癒し慰める人道主義的な医療を実践し、生涯に1200もの本や論文を書き、アメリカや欧州の臨床医に大きな影響を与えたと述べています。

 日野原先生は亡くなられた時は聖路加国際病院名誉院長でしたが、聖路加国際病院が連合国総司令部(GHQ)に摂取されていた時代に、軍病院の図書館になっていた聖路加国際病院の図書館でオスラーの文書に出会い大変興味を持たれたそうです。そして、そうした文書からオスラーの教えを学び、その教えを実践されたということです。

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 日野原先生は、聖路加看護大学(現在:聖路加国際大学)で看護教育に携われ、今では日野原先生の考えに影響を受けた多くの看護師の皆さんが、その考えを広め実践しています。

 看護教員としてあるいは病院の指導者として、看護学生や看護師に接し、知識・技術だけでなく、医療人としてどうあるべきか、模範となるような医療人でいられるように努力することの大切さを伝えています。私も看護教育に身を置く者として、そうした考え方を心に留め、看護学生の教育に当たらなければと思っています。


 日野原先生は、先人の良い教えを謙虚に学ぶ姿勢を持たれ、そして、そのことを実践された方なのだと思います。私は、100歳を超えて生きていたとしても日野原先生のように精力的に活動しているとも思えませんが、せめてそうした姿勢を生きている間は大事にしたいと思っています。



みなさま、こんにちは今回リレーメッセージを担当します村田美代子です。


このたびは九州北部での豪雨災害により、甚大な被害を受けられた皆さまに対して、心よりお見舞い申し上げます。

私の小学生の頃の「梅雨」の思い出に、雨がシトシト降る中で紫陽花の色鮮やかな記憶があります。一ヶ月ほど降ったりやんだり、傘と長靴がうっとうしく感じられ、気づくと一学期が終ろうとしており、逃げだしたくなる通知表もらいの日の、カラリと梅雨があけた後の青空のまぶしさをおぼえております。
しかし今年の梅雨は、九州北部豪雨被害をはじめ、全国的に最高気温が40度近くに到達するような記録的な猛暑など異常気象により梅雨のイメージが崩れてきております。


気候の変化により体調を崩しやすいこの季節、どうぞ皆様ご自愛ください。




さて今回は、7月22日(土)に行われたオープンキャンパスの体験授業において、学生スタッフとして協力してくれた看護学科3年生の様子をご紹介したいと思います。

体験授業は、私が担当しております母性看護学の授業から「母性看護学で学ぶ、妊婦の看護を体験しよう」と題し、「妊婦体験・新生児の抱っこ・お着替え体験」を行いました。
体験コーナーには母性看護学実習を終えた3年生の看護学生6名が、高校生や社会人の参加者37名の体験をサポートしてくれました。

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協力してくれた看護学生は参加者の方々に丁寧に指導したり、誘導したり、また実習で学んだいのちの尊さについて話をしてくれました。緊張していた参加者の方々は次第に興味を持って積極的に参加していました。

妊婦体験スーツを身につけた高校生の方はせり出たおなかを撫ぜながら守ってあげたくなりましたと話していました。赤ちゃんを抱っこした参加者も笑顔で赤ちゃんを見つめていました。

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看護学生がうまく参加者の笑顔を引き出してくれたようです。「看護を学ぶ」という共通のキーワードを持ち参加学生と看護学生との相互関係が育まれた成果と思います。


授業の終わりに看護学科3年生が参加者の方々に向けてひとことエールを送ってくれました。その内容を一部ご紹介します。


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■看護を学ぶことは大変でくじけそうになるけど、課題や実習をやり遂げた後の嬉しさがあります。皆さんもぜひ頑張ってください。

■高校生の頃は漠然と学習していたが、高校生のうちから学習習慣を身につけておくとよいです。

■医療系のドラマが放映されているので、今から関心を持ってみているとそこに向けた頑張りがイメージできるようになりますよ。

■進学する学校に迷ったけど、3年経って、ここの福短を選んでよかったと思っています。

■看護師になることはとても大変なことですが、実習を進める中で看護のやりがいを感じています。看護師は一生の仕事にするにはとてもやりがいがある仕事だと思います。



ひとことエールは打ち合わせをしたわけではないので、正直、学生は何を話すのかドキドキしていましたが、思わず参加者の方々と一緒に聞き入ってしまいました。そして三年間の看護学生の成長を嬉しく思いまた頼もしさを感じました。


来年で本学看護学科が開設し10年を迎えます。

「学びあう・教えあうことをつなぐ」ができる学風が築かれていると感じることができたオープンキャンパスでした。



こんにちは。看護学科の北濱です。

みなさんは、「グリーフケア」という言葉を聞いたことがありますか?

死への準備教育の中で、「ターミナルケア」のひとつとして、遺された家族に対して行う「悲嘆へのケア」を指します。


ペリネイタル・グリーフケア検討会について

私は助産師です。病院で勤務していたころ、死産や新生児死亡などの赤ちゃんに多く接してきました。

10年ほど前より、石川県立看護大学の米田准教授を中心とした、周産期の死(流産・死産・新生児死亡)のケアに対して、周産期の死に関わる看護職同士、また他職種で、情報交換をしながらよりよいケアについて一緒に考え、ケアの充実を図る会に参加しています。


ぺリネイタルとは、周産期を指します。

周産期とは、広義では、妊娠してから生後4週間の時期を指します。狭義では、妊娠22週から、生後7日未満までの時期を指す言葉です。

テーマとして、

①困難な事例に対する具体的ケア方法を考えよう
②進んでいる施設のケア・連携を学ぼう

③赤ちゃんへのエンゼルメイク

など、年2回程度の研修会が行われています。



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今回は、地方独立行政法人 大阪市民病院機構 大阪市立総合センター 総合周産期母子医療センター 助産師:大蔵珠巳先生をお招きして、「事例で学ぶ中期流産・死産・新生児死亡への対応の在り方」講演に参加してきました。

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会場には、体重わずか数百グラムで生まれた赤ちゃんの産着の展示があり、亡くなった赤ちゃんに対しての慈しみの心や、親となるための支援について学ぶ機会となりました。

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2015年より、本学でも「富山周産期グリーフケア検討会」を立ち上げました。まだまだ活動は少ないのですが、石川・福井・富山と北陸3県で共同していきたいと考えています。



今回のリレーメッセージを担当します、炭谷です。
7月1日(土)・2日(日)の2日間に「介護職員等による喀痰吸引等研修指導者養成研修」を受講しました。この研修は、本学が富山県からの委託を受けて実施しているものです。


115gou-2.jpg痰の吸引や経管栄養は医療行為に該当し、医師法によって医師・看護師等だけが実施できるとされてきました。

しかし以下の経過を経て、「認定特定行為業務従事者認定証」の交付を受けた介護職員や、平成28年以降に介護福祉士になる人は、厚生労働省令で定められた喀痰吸引等を行うことができるようになりました。


【経過】

平成15年:ALS療養者に対する家族以外の人による吸引が一定の条件下で容認

平成16年:特別支援学校で痰の吸引が容認

平成17年:在宅療養者・障害者に対する痰の吸引が容認

平成23年:「介護サービスの基盤強化のための介護保険法等を改正する法律」公布

       「社会福祉士及び介護福祉士法」の一部改正



しかしそのために、介護職員は定められた研修を受けることが、介護福祉士養成課程では医療的ケアの科目を履修することが必要です。

そして、定められた研修を行うためには、指導者が必要となります。その指導者を養成するための研修が、今回私が受講した「介護職員等による喀痰吸引等研修指導者養成研修」です。



本学看護学科では、教員全員が指導者となれるよう、毎年数名ずつこの研修会を受講してきました。そろそろ未受講者も少なくなり、では私も今後に備えて・・・と受講した次第です。
久々に受講生として看護学科の先生方の授業を受け、昨年まで学科長を務めたものとしてはとても新鮮でした。(若い先生方にはプレッシャーだったかもしれませんが・・・)


テキストを振り返りながら、あらためて本学の先生方が作成した「写真でわかる介護職のための医療的ケア」(インターメディカ)のわかりやすさに驚嘆しました。(手前味噌になりますが、私は作成に関わっていないので素直に認めたいと思います。)

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さすが介護福祉専攻の先生と看護学科の先生方が共同で作成しただけのことはあります。おまけに動画(DVD)も付いています。それで3,000円です。ご覧になりたい方は、図書館にもありますのでぜひご来館ください。


今年で看護学科も開設から10年目を迎えました。この10年の間に、訪問看護ステーションの設置や多職種連携授業の開始などを行っています。

あらためて、これからの地域包括ケアを支える看護職・介護職を育成するために、重要な資源を持っている短大であると再確認した研修受講でした。




ふくたんでは、社会福祉学科(社会福祉専攻・介護福祉専攻)と看護学科が設置されているメリットを活かし、学生時代から多職種と連携する力を養うために毎年合同授業を実施しています。

今年も、社会福祉専攻2年生・介護福祉専攻2年生・看護学科2年生を対象に、多職種連携授業を行いました。

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日時: 6月20日(火)

午前の部(1・2限目) 9:00  ~ 12:10 

午後の部(3・4限目)13:10  ~ 16:20 

参加学生:

社会福祉専攻2年(19名)

介護福祉専攻2年(27名)

看護学科2年(44名)

目的:

■他学科・専攻の学生とのディスカッションを通して、社会福祉士、介護福祉士、看護師それぞれの専門性や視点の違いを理解する

■多職種が連携しチームアプローチにする際に必要なこと(知識、技術、心構え)を理解する



今回の多職種連携授業には、射水市の地域包括支援センターや居宅介護支援事業の社会福祉士、介護福祉士、看護師資格をもつケアマネジャーの方々にファシリテーター(午前午後とも各8人)としてご協力頂きました。

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今回の授業は、病院から在宅へ退院予定であるAさんの事例を基におこないました。学生たちは、退院予定の高齢者の様々な情報を基に、「多職種連携に必要なこと、自分の職種の役割」というテーマで事前学習をし、合同授業に臨みました。


授業では5~6人が1グループ(チーム)となり、一人ひとり役割を決めました。学生の役割は以下のとおりです。

社会福祉専攻の学生: 医療ソーシャルワーカー、ケアマネジャー
介護福祉専攻の学生: 訪問介護員、ケアマネジャー
看護学科の学生: 本人、病棟看護師、訪問看護師



事前学習したものを持ち寄り、役割(医療ソーシャルワーカー、訪問介護員など)になった思いや、ほかの役割の方へ聞きたいことなどをグループで話し合いました。

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そして、事前学習と合同授業を通して学んだことを付箋に書き出し、グループで情報共有し、1枚の模造紙にまとめました。

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そして最後に、模造紙にまとめたことを発表しました。発表は各グループがポスターラリー方式で全員が発表を行いました。

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ファシリテーターの方々は、グループワークの進行を見守り、適度に助言して学生の気づきを促していただき、授業の終わりにはコメントを頂きました。

授業の最初は緊張感が漂い、静かに始まりました。グループ内での自己紹介をしている内に緊張感も和らぎ、お互いに役割についての話し合いが進みました。その後は、和やかな雰囲気の中でも活発な討論が行われました。



[ 学生の感想をご紹介します ]

普段生活しているうえで、病は突然襲いかかり、その日を境に入院生活を余儀なくされる。しかし、退院後、以前と全く同じ状況での在宅生活は困難になることがある事も、今回の授業を通して理解できた。

それぞれの専門職が退院後の患者に行える支援には限界がある。今回の多職種連携授業を通して、ひとつの専門職で抱え込む『独りよがりの支援』では無く、それぞれの専門職で患者を支援していく事こそ多職種連携に繋がる事が理解でき、改めて私自身の目標である看護師をめざし、この先も勉学に励んでいきたいと思った。

看護学科 2年 明法寺洋さん



他の専攻の学生と考え方や意見は違ったが、利用者様の願いを叶えるためにいろいろ考えていたことは同じであった。自分の都合に合わせるのではなく、利用者のためにいろいろな職種が連携していくことは大切なのだと学ぶことが出来た。

介護福祉士専攻 2年 梶原 彩楽さん



それぞれの専門職の視点が似ているところがあり、医療ソーシャルワーカーとしてどこまで踏み込めば良いか悩んだ。他のグループのまとめを見て理解が深まった。この授業を通して1人で抱え込まないことが大切だと思った。

病院で医療ソーシャルワーカーの実習が始まるので、それぞれの職種がどのような視点から支援をしていくのか学びたい、知りたいと強く思った。

社会福祉士専攻 2年 前野香織さん





多職種連携の第一歩として、「同じテーブルに座る」という目標を達成しました。事例を通して他の学科・専攻の学生と話をすることが初めての学生は緊張気味でしたが、終わった後の表情には達成感と笑顔がみられました。この経験が社会に出てきっと活かされることと思います。

学生のつたない発表に耳を傾け、温かく見守り、さりげなく助言してくださったケアマネジャーの方々に本当に感謝いたします。ありがとうございました。


担当教員:

社会福祉専攻 教員 松尾祐子
介護福祉専攻 教員 韓 在都
看護学科    教員 寺西 敬子



私は幼児教育学科の教員で、臨床心理学を専門としています。今回は、看護学科の「カウンセリング」(2年生)の授業を紹介します。ふくたんでは、学科間の垣根を越えて相互に授業を担当しているところも特色と言えます。


さて、この科目では、カウンセリングの理論や技法を扱うだけでなく、事例を詳細に検討する時間を設けていることが特徴です。事例の検討により、「受容」や「共感」といった態度、つまり「寄り添うこと」というカウンセリングの本質を理解してもらうことに重点を置いています。

その事例検討の時間に、私が経験した、PTSDの患者さんの事例を提供しました(当然ですが、特定個人の情報が記載された配布資料は回収され、個人が特定できるような情報は与えられません)。

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カウンセリングのプロセスを説明し、質問を適宜受けます。ポイントを解説した後、学生にはレポートを書いてもらい、発表してもらいました。

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学生の感想の中で多かったのは、「先生は何もしていないように見えるのに、症状も内面的にも回復しているのはどうしてか?」というものです。患者さんが内面に秘めているものが少しずつ表出されていくのにもかかわらず、私が特に引き出そうともしておらず、何か特別な対応もしていないことに疑問を持ったのです。
学生にそう受け取られたのは、「寄り添うこと」というのが、単にテクニックでもなく、知識でもないからだと思います。


では援助者に何が必要なのでしょうか?

私は、「どんな言葉をかけるか」という次元ではなく、「援助者が、可能な限り、相手の苦しみと同形の苦しみを生きること」が大切だと思っています。


相手の気持ちをそのまま感じ取ることなど不可能でしょう。しかし、人間同士、意外に同じような傾向を持っているので、援助者の想像力によって、深い共感が可能になる場合があるのだと思います。そういう関係性の中で「寄り添い」、「寄り添われる」ことで、相手は絶望や苦悩のうちにも徐々に光を見出していくことができるのでしょう。


看護学科の学生には、正確な看護技術の修得だけでなく、「寄り添う」ことのセンスを少しでも磨いてほしいと思っています。

幼児教育学科 教授 石津孝治


こんにちは。看護学科の北山です。

いよいよ本格的な梅雨に入り、カエルの鳴き声があちこちで聞こえてきます。アマガエルは、気圧の変化を敏感に感じ取り、雨が降る前に鳴くそうです。この話を聞いてから、身近で可愛い存在に思えるようになりました。

この季節は気温の変化が激しいので、体調管理に気を付けて、心は明るく爽やかに過ごしたいですね。

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今回は、看護学科2年生の「国際・災害看護活動論」の授業の様子をご紹介します。

この科目は、国際看護と災害看護から構成されています。国際看護では、「異文化理解と看護の国際化について理解を深める」こと、災害看護では、「災害看護の実際を理解することができる」ことを目標としています。


この日は、国際看護「諸外国における健康問題と医療・看護活動の実際」について、北濱看護学科長が担当され、学生たちはグループワークを行いました。

最近の新聞やニュース、授業で観た世界の健康問題に関するDVDを踏まえ、諸外国の健康や看護問題について関心のあるテーマを自由に取り上げます。そして、現在その国で起こっている健康問題の現状や、取り組みの状況などについて、インターネットや関連誌などを用いて調べ、まとめました。

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それぞれのグループが取り上げたテーマは、「難民について」「医療体制や栄養問題」「エイズの母子感染」「マラリア」「アフリカの衛生環境や水質問題」「インドの貧困問題とカースト制度」など。健康問題をとりまく様々な観点から幅広く取り上げられました。


グループ発表では、どのテーマも興味深く耳を傾けて、「なぜ、難民になると健康が脅かされるの?」「マラリアの治療法は?日本がマラリアを撲滅できた理由は?」「インドのカースト制度の背景は?」など、お互いに活発に質問がされ意見を交わしあっていました。

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諸外国の健康問題についての学習を通して、学生たちは「社会の制度や格差、衛生環境、教育の問題などさまざまな背景が健康に深くかかわっていること」、「もっと世界で起こっていることにも目を向けていきたい」など、学びの多い時間となったようでした。


一つの問題を、いろいろな視点や角度から考え、深めている様子を見てとても頼もしく感じ、私も刺激を受けました。これからの成長がますます楽しみです。



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