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リレーメッセージin看護―120

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こんにちは。今回のリレーメッセージを担当する蘭です。

私は9月20日、9月28日(A日程)と12月19日、12月25日(B日程)に「看護職員認知症対応力向上研修会」の講師を務めさせていただくことになりました。
この研修は、①認知症患者の入院から退院までのプロセスに沿った基本的な知識や、認知症に対する実践的な対応力を習得すること、②医療機関内等での認知症ケアの適切な実施、③マネジメント体制を構築できる看護師を養成することを目的としています。

対象者は、県内の急性期病院等で指導的な役割を担う者、看護管理者または、指導的役割を担う者であり、且つ同じ医療機関等の職員に対して伝達講習が行える者。A日程、B日程それぞれ50名程度が受講します。



120gou-2.jpgわが国では、高齢で認知症をもつ入院患者が増加し、認知症患者の在院日数がますます長期化しています。

認知症を有する高齢者は、一般的な加齢変化などの転倒要因に加え、危険な状態を察知し回避する注意能力障害、パーキンソンニズムによる歩行障害や脳血管障害による運動障害を併せ持った人が多く、非常に転倒のリスクが高くなります。
さらに、入院中は生命の影響を及ぼすラインやドレーン類の挿入、創部の安静による臥床が必要となりますが、認知症の診断を受けている高齢者は、睡眠障害やせん妄などを随伴しやすく、現状や術後安静の指示を理解できないことも少なくありません。

このような場合、患者の安全を守る方法の一つとして身体拘束を選択する場合があります。しかし、身体拘束は患者の人権を侵害する行為で、2次的な健康障害を起こしやすく、患者の順調な回復過程を妨げることに繋がります。現場の看護師は、患者の安全と患者に与える弊害の狭間でジレンマを感じ、認知症やせん妄状態の患者への対応に大変苦慮しています。


120gou-3.jpgそこで、認知症やせん妄に関する基本知識や適切なアセスメントや対応力を習得し、各施設の実情に応じた認知症への対応方法を検討し、適切なマネジメント体制を構築することや、自施設の看護職員へ認知症に関する基本知識などの伝達講習をできることが本研修会の目標になります。



私の担当はマネジメント、人材育成に関することで、施設全体および部門ごとのマネジメント(人員、環境、情報管理等) の実践的な対応方法および、スタッフ研修計画策定や教育技法等の教育技能を習得することをねらいとしています。

認知症ケアマネジメントの柱 である 1) 医療安全の推進、2) 認知症ケアの充実と入院長期化の回避のための方法論を紹介するとともに、各施設および部署の状況に合わせた方法を開発・普及できるように教育のプロセスや指導案について講義しました。
堅苦しい内容ですが、教育論を語る時に欠かせない山本五十六の話や身体拘束の代替方法やせん妄対策や抗精神病薬について事例を用いて説明し、受講者が興味・関心を持ち、実践で生かせるように工夫しました。

これからも現場に貢献できるような研修、研究に携わっていきたいと考えています。




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