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リレーメッセージin看護―118

 看護学科 境です。今日は私の授業についてお話します。

118gou-4.jpg 看護の基礎科目の中で、1年次の後期に「感染防止管理論」の授業を8コマ担当しています。この科目は、他の大学や養成校では、基礎看護学の授業の中に「感染看護」として組み込まれていて、個別に構成されていません。「感染防止管理論」は、ふくたんだけのオリジナル科目といっても過言ではないと思います。今回はこの授業概要について説明します。



 私は、病院勤務時代に「感染看護」の研修を2ヶ月間受講し、その後病院での感染専任師長として勤務しながら、社会活動として「富山県感染対策研究会」を発足しました。この研究会は、富山県内の中小規模病院の感染対策のレベルを上げることを目標に、現在も継続して年2回開催されています。これらの活動を進めながら、短大での感染教育を担当しています。

 「感染防止管理論」では、ナイチンゲール時代からの感染看護の歴史や、ゼンメルワイスの手洗いの重要性を見出した統計的なデータなどから、感染看護の役割を理解してもらいます。

 そして、器材の取り扱いに関する「滅菌・消毒」、「消毒薬の使用と濃度計算」や「感染性廃棄物の処理」、「環境対策としての清掃」、「職業感染防止対策とワクチン接種」などの感染管理全般についても学びを深めています。

 
 また演習として、日常的に効果的な「手洗い」ができるように、手の汚染物質を高感度で測定する「ルミタスター®」という機器を使用して、自分の手洗い前後の清浄度を確認しています。

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 他にも、蛍光クリームを手に刷り込み、その後の手洗いでどれくらい綺麗に洗えているのか、洗い残しはどの部分なのかも確認しています。

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 これらの演習によって、日常的にあまり手洗いを実施していなかった学生たちが、毎回石鹸を使用するようになったり、1日の手洗い回数が増えたりと手洗い行動に変化が見られています。簡単にでき、誰もが理解しているはずの手洗いですが、実際のところ、なかなか適切に必要なタイミングで出来ていない状況があります。授業が終了する頃には、家庭での手洗い方法や石鹸の管理についても振り返り、感染を広めない対策が実施できているようです。


今年の8月のオープンキャンパスでは、「感染防止に必要な手洗いの重要性」のテーマで、高校生対象に「ルミタスター®」を使用して手の拭き取り演習を行いました。保護者の方も参加され、日頃の手洗いの不備について実感されていました。

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 最近、富山県内でもO-157の患者が発生しています。またこれからインフルエンザの季節を迎えます。そこで感染防止対策の知識として「手洗い」の重要性を理解していただき、少しでもきれいに、汚れを除菌できる手洗い方法ができるようになってほしいと思っています。「感染防止管理論」で学んだ知識、技術が、勤務の中でとても役に立っていると卒業生が話してくれました。手洗い丈夫な看護師がたくさん育つことを期待しています。


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