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リレーメッセージin看護―117

117gou-1.jpg 解剖生理学などの基礎医学を担当している村井です。

 さて、世の中で人に感動を与える生き方をしておられる方は何人かおられますが、確実にその範疇に入る日野原重明先生について書きたいと思います。


 日野原先生は著名な医師で、看護教育にも熱心に取り組まれた先生ですが、先月7月に105歳でお亡くなりになられました。100歳を過ぎてからも精力的に活動しておられ、多くの方が名前は聞かれたことがあると思います。

 8月3日付けの読売新聞で、吉田修氏(天理医療大学長、京都大学名誉教授)が亡くなられた日野原先生について書いておられます。その記事の中で、日野原先生が影響を受けた人物がいたことを私は初めて知りました。カナダ生まれで、アメリカ医学の発展に尽くしたウイリアム・オスラー博士です。


 吉田氏によれば、臨床内科医のオスラー博士は科学者として病気を治すだけでなく、患者を癒し慰める人道主義的な医療を実践し、生涯に1200もの本や論文を書き、アメリカや欧州の臨床医に大きな影響を与えたと述べています。

 日野原先生は亡くなられた時は聖路加国際病院名誉院長でしたが、聖路加国際病院が連合国総司令部(GHQ)に摂取されていた時代に、軍病院の図書館になっていた聖路加国際病院の図書館でオスラーの文書に出会い大変興味を持たれたそうです。そして、そうした文書からオスラーの教えを学び、その教えを実践されたということです。

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 日野原先生は、聖路加看護大学(現在:聖路加国際大学)で看護教育に携われ、今では日野原先生の考えに影響を受けた多くの看護師の皆さんが、その考えを広め実践しています。

 看護教員としてあるいは病院の指導者として、看護学生や看護師に接し、知識・技術だけでなく、医療人としてどうあるべきか、模範となるような医療人でいられるように努力することの大切さを伝えています。私も看護教育に身を置く者として、そうした考え方を心に留め、看護学生の教育に当たらなければと思っています。


 日野原先生は、先人の良い教えを謙虚に学ぶ姿勢を持たれ、そして、そのことを実践された方なのだと思います。私は、100歳を超えて生きていたとしても日野原先生のように精力的に活動しているとも思えませんが、せめてそうした姿勢を生きている間は大事にしたいと思っています。



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