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児童養護施設の事例検討会 ―卒業生とともに―

児童養護施設「ルンビニ園」で事例検討会が開催され、私も、心理療法の担当者として参加させていただきました。先生方も多様なシフトがある中、基本、全職員の方が参加してくれるのです。

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児童養護施設には、幼稚園児から高校生までの子どもたちが入所しています。先生方は保育士資格を持った方が多く、本学幼児教育学科の卒業生も3名が活躍しています。また、在学生は実習でもお世話になっています。


事例検討会(ケースカンファレンス)とは、子どもの理解を深めるために、参加者が自由に意見を述べ合う場です。

卒業生はいつも、皆、発言してくれます。しかも、しっかりと、自分の考えていることを全職員の前で伝えるのです。3人とも学生時代から知っている私としては、「成長したなあ」、と感動せずにはいられません。


事例検討会のあとで、卒業生2人に児童養護施設の保育士としてのやりがいを聞きました。

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外澤さん(左) 対応が難しい子どもがいたとしても、関わっていくうちに落ちついていきます。子どもが成長し、変わっていくことを実感することですね。

木場さん(右) 子どもから学ぶことですね。子どものおもしろさ、優しさ、たくましさ、にいつも心打たれます。そして、自分も成長できるのです。


「子どもから学ぶ」とは、まさにその通りです。私も授業で時々学生にそう言います。私自身は、子どもとの心理療法的な関わりの中で、子どもが深い苦悩と苦闘していることに気付かされます。そんな時、子どもたちに対して、心から畏敬の念を抱くことができるのです。このような感覚が、援助的な人間関係に必要だと思っています。

卒業生の皆さんは、「自立」支援の工夫だけではなく、その存在そのもので、子どもに寄り添うことができるようになってきていると感じています。子どもが「自立」する道を歩んでいくまでの拠り所であり続けてほしいと願っています。

幼児教育学科長 教授 石津孝治


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