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リレーメッセージin看護-94

 みなさま、こんにちは。
94gou-1.jpg リレーメッセージを担当します村田美代子です。ひと雨ごとに秋の気配が深まるこのごろ、皆様はいかがお過ごしでしょうか。

 さて、今回は9月から始まりました後期の母性看護学実習における学生の実習体験で、ちょっと嬉しいことがありましたのでご紹介したいと思います。

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 本学の母性看護学実習では、マタニティサイクルにある対象の理解とその看護の方法について学ぶことを目的としており、また看護師を目指す自己の母性観・父性観、そして生命観を発達させることをねらいとしております。

 短い病棟実習期間の中で生命の誕生の場面に立ち会う機会はとても貴重であり、先日産婦さんの快諾を得て、2名の学生が分娩見学に立ち会うことができました。

 経産婦さんのため分娩の進行が速いと予測され早めに分娩室に入室されたのですが、少し時間がかかったようでした。その間学生たちは、陣痛の合間に力を振り絞って頑張っておられる産婦さんを団扇で扇ぎ汗を拭いたり、お茶を勧めたり、産痛緩和の指圧やマッサージをさせていただきながら、無事新生児の誕生まで支援させていただきました。

 学生たちは「一緒に産んだような感じがした。無事生まれてきてほっとして、新生児の生きる力に感動した。母の強さを感じた。スタッフみんなで一緒に喜び、私も一員として母親を支えていたことを感じた。」と後に感想を述べていました。



 そして感激している学生と共に分娩の見学のお礼を告げ、分娩室を出ようとしたときに、産婦さんから思いがけないお言葉をいただくことができたのです。
94gou-2.jpg 「(分娩の際に)家族がいない中、学生さんがついていてくれてとても助かったわ。こちらこそありがとう」

 分娩直後の多くの産婦は、分娩を終えたこと、新生児の無事を確認したことで、安堵な感情と共に自己の興奮の最中にいることが多いです。そのような中で、短時間の関わりで学生の存在を認め、支援を受けたことに感謝し、そして言葉で学生に伝えてくださったことに対して、さらに私は産婦さんに頭が下がる思いでした。学生たちは、緊張の中で指導者や教員の指導を受けながら実践した看護が、感謝の言葉となって帰ってきたことは何よりもうれしい体験になったようです。



 陣田泰子さんの著書『看護現場学への招待 エキスパートナースは現場で育つ』の中にある、「実践しながら学ぶ、学びながら実践する」ことができた貴重な体験でした。この実習期間の中で、実践を振り返り学習を重ねることで、経験となっていくことと信じています。


 東野圭吾さんの小説『プラチナデータ』の一節に「想いは必ず手から伝わる。」という一文があります。学生たちの「がんばって」という想いがきっとケアする手から産婦さんに伝わっていたのでしょう。


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 あと半年で、看護師国家試験合格、そして看護師として巣立っていく学生たちです。常に患者さんから学ばせていただくことを忘れず、「想いが患者さんと共にある」ケアの実践者になってくれることを期待します。

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