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リレーメッセージin看護-92

92gou-1.jpg リレーメッセージ92号は、看護学科学科長 炭谷靖子が担当します。


 私の臨床美術との出会いは、15年以上前にさかのぼることになります。そのころ、私は訪問看護ステーションに管理者として勤務していました。そのステーションは、在宅介護支援センターと居宅支援事業所も併設していました。そして在宅介護支援センターの事業として開催された事業の中で初めて「臨床美術」という言葉に出会ったのです。

 そのころ高岡市では、全ての在宅介護支援センターで臨床美術を導入し、事業展開をしていました。

 私もその事業にスタッフとして参加し、参加者の方々の作品を見ながら、その作品をとおして語られる事柄にその方々の人生の一部を感じさせていただいていました。その頃の私は、絵画をとおした回想法のようなものと認識していました。


 そして10年前に富山福祉短期大学に赴任し、再び臨床美術に出会うことになります。

 本学では現在、社会福祉学科、幼児教育学科の授業に臨床美術を導入し、臨床美術士(5級・4級)の資格を取得できるコースも設置しています。また高岡市、射水市とも協力し、地域包括支援センター等で事業を展開しています。この10年の間に臨床美術の発展を陰ながら見ていたという感じがしています。

 私も、5年前に臨床美術士5級の資格を取得しました。アートの中で自分を解放し、右脳を活性化するためにとても有効だと思ったからです。そして、みんなに作品を褒めていただけることをとても心地よく感じています。みんなでお互いの作品の良いところを見つけ、肯定的なストロークが飛び交っています。人生に前向きな姿勢を作ることに通じる方法だとも感じます。


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 さて、8月6日(土)と7日(日)にちょっと引かれるプログラムを見つけ、東京の芸術造形研究所が開催する研修会に参加してきました。手指の力がなくてもできる高齢者施設などでもできるプログラム(CADメソッド "Clinical Art for the Demented Elderly" Method)とモノトーンのプログラムです。
 CADメソッドのプログラムでは水彩絵の具で思い出の空を描き、最終的にはアクリル絵の具を用い、丸めた新聞紙でポンポンしながら紅葉を描きました。



 また、モノトーンのプログラムでは、スルメの匂いに包まれ、あとでこのスルメを焼いて「ビール飲みたい」などと言いながら板に和紙を張り付け、墨でスルメを仕上げました。

 驚いたのは、醤油で着色したことです。淡い茶色がとてもおいしそうなスルメに仕上げ、そして匂いまでがおいしそうな作品になりました。

 家に帰って我が家の愛犬ショコラに見せたところ、ペロリとなめていきました。制作過程だけでなく、作品そのものも五感を刺激するのだととても感心いたしました。
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 臨床美術との出会いは、これからも様々な出会いと驚きを生み出してくれそうな予感がしています。私の研究室に少しずつ作品が増えていくことを楽しみにしています。


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