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リレーメッセージin看護-57

 看護学科 境美代子です。今回は私の担当する「看護倫理」の授業についてご紹介をします。

57gou1.jpg この授業は2年生の前期に8回行います。「倫理」というと難しく考えてしまいがちですが、看護は人を対象としてケアを行うために、対象者の人権を尊重することが基盤となります。看護師として、対象となる患者さんの意志や価値観を尊重することであり、その人らしく健康的に生活できるように質の高いケアを提供できるように倫理観を高めていきます。そして看護師(学生)として人の価値や信念に関心を持ち、どのように判断して行動するかを考え、対象者の尊厳や権利を尊重する看護の方法を学習します。

 授業では自律の尊重原則や善行原則、無危害の原則などの倫理原則や看護師の職業倫理規定である「看護者の倫理綱領」から看護師としての行動規範や考え方を学び、その上で自分が実習で体験した

「なんだかすっきりしない思い」

「今も気になっている患者さんとの対応場面」

「自分の行った看護ケアにおいて、あれでよかったのかなと悩んでいる場面」
などの倫理問題事例をグループで分析をしました。

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 12グループに分かれて各自が提示した体験事例から、患者さんや家族の思い、看護師の思い、学生の思いなどを考えて何故倫理問題と感じたのか、他にどのような改善方法があったのかなどをメンバーで話し合いました。

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授業の最後の時間に、12グループからそれぞれ検討した倫理事例報告会を行いました。

一例を紹介します。

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 手術後の認知症患者さんの対応で、何度説明しても大切な点滴などのチューブを抜きそうになり、仕方なく四肢を抑制する場面、

 患者さんが自由に四肢を動かせない状況や、外して欲しいと訴える患者さんを見て「自律の尊重原則」(患者さんの希望をかなえる)を優先してあげたいと思いながらも、大切なラインを抜いてしまうことが、患者さんにとって危険だから一時的にでも四肢の抑制は仕方がないと考えています。

 しかしこの場合は、「無危害の原則」(患者さんに害や危険をもたらさない)を優先した対応をしなければいけないことを理解し、患者さんや家族にきちんとわかりやすく説明しなければいけないこと、さらに抑制をしていても常に患者さんの「外してほしい」という気持ちを考えて観察し、看護師(学生)として言葉がけをする事が大切。

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57gou4.jpg すっきりしなかった場面が倫理問題だったと気づき、いつも患者さんや家族の気持ちを真剣に考えて、正しい判断をして行動していかなければいけないことを学びました。

 今回の事例報告会での学びが将来の看護師となったときに思い出して、倫理感性のある看護師として、活躍してくれることを期待しています。

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