HOME » » 学科トピックス » 看護学科 » リレーメッセージin看護-54

リレーメッセージin看護-54

 お久しぶりです、母性看護学担当の北濱です。過日、自由参加による、看護学科1・2年生にドキュメンタリー映画『うまれる ずっと、いっしょ。』の上映会を行いました。その様子をお伝えします。

 「血のつながりのない家族」「愛する人に先立たれる家族」「死と向き合う毎日を生きる家族」「障害のある子供を育てる家族」と、重いテーマでしたが、涙あり笑いあり、あっという間の2時間で、上映後は「見てよかった」「帰って家族と話したくなった」など、それぞれの事情に向き合う家族の姿を通して、自分たちが生まれてきた意味や家族の絆、命の大切さ、幸せのあり方を考えることができたようです。


umareru.jpg
映画紹介

その1:血のつながりがない家族が向き合う

 初めて父親と息子が出会ったのは、息子がまだ2歳の頃。息子は母と前夫との子どもで、父とは血のつながりがないステップファミリーだった。自分を実の父親であると疑っていない息子に、事実を伝えるべきだと思う反面、迷う。息子との親子関係に明確な自信を持てない父は、いつしか血のつながりのある子どもを望むようになる。父は息子に事実を伝える事が出来るのか?

 
 近年、離婚、そして子連れ再婚が増え、家族の形が多様化しています。血のつながりを重視する社会で育って来た日本人にとって、無意識のうちに血を意識してしまう事もあり、家族関係に葛藤を抱えるケースが多いと言われます。血のつながりのある者同士でさえ、苦労する「家族作り」。血のつながりのない「仲間」たちが真剣に向き合う姿は、血縁関係のある家族にとってもハッとさせられる場面も多く、大きな学びの機会になりました。

* * * * * * * * * * * * * * * * * * * * *


その2:最愛の妻を失った夫が悲しみに向き合う

umareru5.jpg 末期の大腸がんを患(わずら)っていた)妻は、1年間の闘病の末、『家族と一緒に過ごしたい』と自宅に戻り、残された時間

を夫、2人の娘、3人の孫と過ごす事にした。妻は家族全員に見守られる中、「家族に囲まれて幸せ」と嬉し涙を流しながら息をひきとった。42年間、連れ添った夫の悲しみは深く、遺影に向き合い、涙する日々。一人遺された夫は、どのようにして立ち直っていくのか?

 どの家族にも、いつか別れのときが訪れます。多くの人は「自分が死ぬこと」を考えた事はあっても、「自分が遺されること」まで考えは及ばないことが多いようです。大切な人を失った悲しみと向き合いながら、遺された家族で支え合い、生まれ変わっていく、ひとつの「家族」の物語は感動を呼びました。

* * * * * * * * * * * * * * * * * * * * *



その3:不治の障害を持つ子供に向き合う

 18トリソミーという染色体の障がいを持って生まれてきた「虎ちゃん」は、1歳まで生きられる確率が約10%と言われてきた。いつ亡くなるか分からない小さないのちを前に、父と母は日々悩みながらも、次第に笑顔を見せるようになった我が子の小さな成長に幸せを感じていた。

 息子は「短距離走を全力疾走中」で「青春まっただ中」であると明るく答えられるようになったのも束の間、虎ちゃんが突然、危篤状態に陥る。両親も「幸せの終わり」を覚悟するが・・・果たして虎ちゃんは・・・?


 人が産まれる事、生きる事は天文学的な確率であり、5千万とも1億とも言われる精子は、約72時間の寿命の間、人間に換算すると地球から月までの距離を泳ぎきり、月に一度しか会えず、約24時間の寿命しかない卵子と奇跡的に出会い、受精すします。妊娠できたとしても、出産まで至るのは、一説には約6割程度と言われ、原因不明の流産・死産は、私たちが想像している以上に頻発しています。


 一方、誕生後、一年以内に亡くなる赤ちゃんは約2,300人、2012年に亡くなった未成年は約6,800人にのぼります(厚生労働省調べ)。

umareru3.jpg「生きる」とはどういう事なのか?

「うまれる」事にどのような意味があるのか?

死と向き合いながらも明るさを忘れず、

毎日を懸命にそして前向きに生きる

ひとつの「家族」の物語でした。




★見終わってから、なぜか優しい気持ちになる映画でした。


上映風景

umareru4.jpg

アーカイブ

学校法人浦山学園 USP
オープンキャンパス
資料請求
共創福祉センター
福祉短大ボランティアページ
富山福祉短期大学図書館
ふくたん日和(教職員ブログ)
学生マイページ
富山福祉短期大学訪問看護ステーション
富山情報ビジネス専門学校
金沢中央予備校

Copyright © 2004 Toyama College of Welfare Science. All Rights Reserved.