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2015年1月

現在、高齢者施設の現場においては介護福祉士の仕事に一部の医療的ケアが加わりました。そのため、介護福祉士の養成校において医療的ケアに関する教育が必要となりました。本学では、平成25年度から早くも医療的ケアの教育をスタートしています。そこで今回は、「医療的ケア基礎」の授業をご紹介します。 



■科目名:医療的ケア基礎

 (担当教員:小出えり子講師、境美代子教授、村田美代子講師、長谷奈緒美助教

 

■授業科目の学習教育目標の概要:

①介護職員等による医療的ケアの実施に関わる制度の概要についての知識を身につける。②医療的ケアの基礎:全体の構造、医療行為実施の意識。感染予防、安全管理対策等についての基礎的知識を身につける。

 

 

「医療的ケア基礎」の授業は1年生の後期に行われ、2年生で「喀痰吸引」と「経管栄養」を専門的に学ぶための基礎的な知識をつける導入科目となります。

今回は最後の「まとめ」の授業です。過去の講義を自分の中で振り返り、学生自らが学ぶ姿勢に結びつけられるように、この授業の中で学んだ知識をグループでまとめて発表しました。

 

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① 医療的ケアの講義の中でどんなことを学んだか。

② どのような知識がついたか。

③ この後、さらにどんな知識を身につけたいか

この3点について、それぞれが前日に考えてきたことを基に、8人ずつ4つのグループに分かれ、意見交換をしながら模造紙にまとめて発表しました。

 

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15コマの授業を通して、人間が生きていく上で最も重要な呼吸や消化の仕組み、安全な療養生活を送るための救急法、清潔に関する知識、利用者の安全に努めるための観察ポイントの方法とバイタルサインチェックの方法を学びました。


学生たちは、利用者の最も近いところにいる介護福祉士は、利用者の安全に留意しながら支援していかねばならないことを再確認した様子でした。そして、その為には"いつもの様子"を知り、よく観察すること、感染知識や救急法の知識をしっかり自分のものにすることが大切だと確認し合いました。


2015年、未年がスタートし、早いもので一ヶ月がたとうとしています。

今回の担当は基礎看護・感染対策を担当しています境です。

学内の看護学科の学生たちは、グループの看護研究のまとめや国家試験の強化学習に、年末年始も返上して、積極的に登校していました。学生ラウンジではグループや単独組等、特に3年生は次に控えた国家試験の模擬試験が目前に控え、真剣な様子で試験勉強に取り組んでいます。そして、いよいよ、国試の本番まで30日を切り、試験までの期間、各自風邪を引かないように、体調管理をしながら万全の体制で臨んでほしいと教員も親御さん共々、祈るような思いでおります。


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今回はインフルエンザの流行期に入り、短大としての健康管理支援としてインフルエンザ対策を実施していますので、紹介します。昨年の11月には校医によるワクチン接種を実施し、学内の手洗い場やトイレなどに、「咳エチケット」、「手洗いとうがいの励行」などのポスターを掲示しています。

予防のために学生たちは、マスクやうがいをいつも以上に真剣に実施しています。

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看護学科では、「感染防止管理論」の授業の中で、手洗い方法、マスクの着用方法などの演習をします。授業後には手洗い回数が増えたり、石鹸で確実に洗うようになった、マスクを正しく着用できるなど感染防止対策の意識が高くなったという感想が聞かれています。富山県内の報告件数は以下の通りです。現在のところ「インフルエンザA型」がほとんどです。まだ流行期ですが、短大内での拡大防止にみんなでマメに手洗いの励行とマスク着用による対策を実践しています~


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はじめまして、蘭 直美と申します。201411月より当短期大学の看護学科に参りました。これまで看護師としての金沢市内の訪問看護ステーションと看護学校では在宅看護論を4年間学生に教えていました。

出身は富山県内で、20数年前には当短期大学付属施設の前富山経済専門学校の公務員コースを受講した経験もありますことから、浦山学園には何かしらのご縁を感じます。

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短期大学の周辺は、 20数年前の田んぼの中の学校と比べて、今は、隣にコンビニや向かいには安売りのドラッグストア、銀行やJA・ガソリンスタンド、医院もあり、JRの小杉駅に徒歩5分という好立地で快適な学園ライフを送れそうですね。そして、以前の看護学校では学生の平均年齢が40歳代だったので、若くて元気がある学生との関わることがとても新鮮に感じます。

それでは、富山福祉短期大学に来てからの学生との関わりをご紹介します。

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3年生】

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総合実習の最終カンファレンスと学内の報告会に参加しました。

総合実習の目的は以下の通りです。

『これまでの実習経験を踏まえ、理論と実践の統合を目指し思考を深めることにより、自己の看護観を確立する。さらに卒業後の課題を明確にし、生涯学習への自己教育の契機とする。』 


3年間の集大成となる総合実習のカンファレンスや報告会の活発な意見交換を聞いて、学生のプレゼンテーション能力の高さに感心しました。これから看護師国家試験合格に向けて頑張ってほしいです。



2年生】

平成26121日~1219日まで県内19ヶ所の介護老人福祉施設、介護老人保健施設

で高齢看護学実習Ⅰの実習指導を行いました。実習目的は以下の通りです。

『人生の最終ステージを生きている高齢者の特性を理解し、その生活を支援する方法と看護が果たす役割について学ぶ』


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学生は高齢者の特性や施設の状況を事前学習し、3週間の実習に臨みました。実習当初は、いきなり高齢者の後ろから声をかけてびっくりさせたという失敗もあったようですが、耳元でゆっくりと目線を合わせて声をかけるというコミュニケーションの基本を体得できました。自分の意思を伝えることが困難になってきている高齢者にとって自己選択を促してもらうことは人間の尊厳に繋がります。学生は実習を通して人生の大先輩である高齢者を看護させていた だくことを改めて実感できました。

高齢者は複数の疾患を持ち、その症状の現れ方も一様ではないことが多いため、疾患や症状の理解はもちろん、普段の状態を把握し、異常を早期発見することが必要になります。常勤医師がいない介護老人福祉施設や100名の利用者に対し1名の常勤医師しかない介護老人保健施設にとって、医学的な知識や技術をもつ看護師の役割は重要になります。学生は自分の医学的な知識や技術の未熟な点を痛感し、これからの領域実習に向けて自己の課題を明確にできました。

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最終報告会では、「時には認知症のある高齢者にはうそをついても落ち着かせることがある」と介護の実態から感じた学生の素直な言葉の一言に利用者との生々しいかかわりの中で、全員の1/3の学生が、時にはウソも必要であると答えました。利用者の尊厳や倫理観に関する議論が続き、この議論を通して、見学してきたことや指導を受けたことがすべてではない。見学したことや実際の現場でおきていることごとに対してクリティカル・シンキングcritical thinking)思考が大切であることを再現することができました。あらゆるものごとを批判的に考えるスキルと相手に誤解と不快を与えない表現方法に留意することを今回の実習により、学生も私も共に考え再確認することができました。



1年生】

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回復促進援助論で注射法と経鼻経管栄養法の演習補助をしました。手順を覚えるのではなく、なぜそのように行うのか、根拠を考えながら進めていく演習でした。

また、注射の演習では、普段、何気なくアンプルから注射の薬液を吸っていた私でしたが、いざ学生に教えると戸惑うことも多く、どのように説明すれば学生がやりやすいのか考えること多かったです。学生の興味・関心を引き出す問いかけを心がけていきたいと思いました。



久しぶりに実習で富山市方面を運転し、雪の立山を撮影しました。雪の立山を見ると、高校時代の先生が、「泳げない」「スキーが滑れない」「立山に登ったことがない」が富山県の三大恥だと話していたことを思い出します。

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やはり富山県民にとって立山は心の拠り所ですね。

そして今年は北陸新幹線が開業し、富山は活気づいてくることでしょう!! 私も更に、学生に負けないように共に成長できるように努めたいと考えています。

これからもよろしくお願いします。      蘭

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新年あけましておめでとうございます。

看護学科で、小児看護学と実習指導を担当しています若瀬です。

 

今回は、1年生の選択科目『現代の子どもたち』の授業をご紹介します。今は、看護学科の中の選択科目ですが、科目等履修もしくは、大学コンソーシアム富山として、県内の学生が相互の交流と協力推進できるようにシラバスの準備をしている『現代の子どもたち』という基礎科目です。

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今期の履修学生は9名、ゼミ形式で授業を進めています。全15回の授業で構成され、その中の2回分の授業は"子どものアボドケイト(擁護)"について学生に演技してもらいました。

皆さんもテレビや新聞報道で、毎日のように子どもたちにまつわる悲しい事件が流されてることをお気付きで、悲しい思いと社会の変化を憂いていらっしゃることでしょう。本来、子どもたちは、大人に護られながら、すくすくと健やかに育つものです。

 

子どもには、下記の4つの権利が保証されているはずです。

【生きる権利】・【育つ権利】・【守られる権利】・【参加する権利】があります。

 

しかし、大人の勝手で、その権利を奪われるケースが多く、

これらの事件を聞くと、私達は、子どもたちを可哀相に

感じたり、加害者の大人を責めたりします。

 

授業の中では、現代の子どもたちが抱えている問題について

一般的な理想論でなく、現実的に問題を解決する糸口を

学生なりに考えることを狙いとしました。


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今回の授業は、1988年に実際に起こった巣鴨子ども置き去り事件を題材とした映画を教材としました。母の失踪後に過酷な状況の中、幼い弟妹の面倒を見る長男の姿とその家族や周辺社会のあり方について語り合う時間としました。個々の学生が、それぞれ映画に登場する人物になりきり、その時の思いや感情について伝えたり、互いに質問する場となりました。

その中で、今まで第三者として捉えていた事件が身近な出来事として、学生の中で感情の変化がありました。亡くなってしまった妹役の学生からは、「皆と一緒に居たかった」。長男役の学生からは、「お母さんには、言えなかった。妹や弟の面倒をみなくちゃと思いながらも、辛かった」。お母さん役の学生は、「少しは気になったけど、長男がなんとかしてくれていると思った」。アパートの大家さん役の学生からは、「電気や水道も止められ、気にはなっていたが、関わりたくない気持ちもあった」など、それぞれの役の立場での感情が溢れました。

個々の学生が、何でこんな事件が起きてしまったんだろう・・・。この家族を救うために、今の自分にできることは何だろう・・・?将来、看護師としての自分ができることは何だろう・・・?と考える機会になりました。


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そして、

最後に学生たちは、それぞれの配役へメッセージを贈りました。

学生たちから発せられた言葉は、恨みや憎しみの言葉ではなく、

「お母さん、迎えに来てくれるのを待ってるからね。お母さんのこと好きだから」

「お兄ちゃん、頑張ったね。私達の面倒見てくれて、ありがとう!!」

「コンビニの店員さん、おにぎりをくれてありがとう。あなたがいなかったら、生きていられなかったよ」、

「大家さん、追い出さずにいてくれてありがとう」

「皆好きだよ、ありがとう」など、

それぞれの役の立場や気持ちを考え、感謝の言葉をいっぱい伝えることができました。

私自身、学生たちの感受性の豊かさに感動し、すごく成長が楽しみになる授業でした。


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