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2014年11月

■科目名:回復促進援助技術論

(境 美代子教授、村田 美代子講師、長谷 奈緒美助教、若瀬 淳子助教

 

■授業科目の学習教育目標の概要:

看護は、看護実践の基盤となる看護基本技術の方法と根拠となる知識を理解し、対象のおかれている状況と状態に適した看護の技術を創造していくことが重要である。看護の対象となる人々への健康回復促進に向けての援助の必要性や科学的根拠を理解し、健康回復促進の基本的援助技術について学習する。

 

 

今回の講義では、点滴静脈内注射の演習を行いました。講師は若瀬 淳子助教です。

 

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34名のグループに分かれ、「実技チェック表」の流れに沿って演習を行います。

若瀬先生や、看護助手の宮城先生、北山先生、蘭先生が各グループをまわり、学生たちにアドバイスをしてくださいました。


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学生たちは、グループ内で「ここでは何に気をつける?」「ここはこういう風にしたらいいよ」と互いにアドバイスをしながら、演習を行っていました。

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先生方は、看護師としての豊富な経験をもつ看護のスペシャリストです。学生たちの演習に目を光らせ、気をつけるべきところの指摘や、どのようにしたら行いやすいかなどの助言をいただきました。学生たちは知識や技術を確認し合い、グループで学びを深めている様子でした。

今回のようにさまざまな演習を積み重ね、自分の目指す看護師像に向かってがんばってほしいと思います。


富山福祉短期大学では富山県立中央農業高等学校との高大連携事業を実施しています。この連携事業は、「介護職員初任者研修」の資格取得を目的としています。

1121日(金)、開講式及び第1回目の授業が行われました。

今年は5名の受講となりました。開講式では、看護学科学科長 炭谷 靖子 教授から、「これから22時間の授業を受けていただくことになりますが、しっかりと学び、興味をもたれた場合は是非福祉や看護の道へ進んでください。」と挨拶をいただきました。

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その後、早速第1回目の授業「介護に関するからだのしくみの基礎的理解」が行われました。受講者である高校生のみなさんは、熱心にメモをとりながら、真剣なまなざしで授業を受けていました。

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今後この連携授業は12月まで継続し、受講する高校生の方たちは福祉・介護に関する知識を培います。

 闘病記文庫への思い 炭谷靖子


本学の看護学科は平成204月に開設しました。そして看護学科の開設に当たって図書館に774冊を所蔵した闘病記文庫を設置しました。これは、病を持った人に寄り添う看護師を育てたいという願いによるものです。


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闘病記とは、病の体験記です。「生きる力の源に-がん闘病記の社会学」をお書きになった門林道子さんは臨床死生学事典で「病気と闘う(向き合う)プロセスが記された手記」と定義されています。つまり、病気と闘う(向き合う)過程が当事者または家族の視点で著されたものです。現在医療はエビデンス・ベイスド・メディスンとともにナラティブベイスド・メディスンの重要性を認識し、患者主体の医療へと大きく転換を図っています。そのような中で今後、闘病記が医療や介護従事者の教育において果たす役割は無限大にあると感じています。


さて、闘病記を集めた闘病記文庫は2005年に民間のプロジェクトの協力で東京都立中央図書館に931冊を所蔵した「闘病記文庫」を設置したのが最初のようです。大学の医学図書館に勤務する図書館司書の石井保志(いしいやすし)さんの『最新治療の論文を調べて手渡しても、難しすぎるのか、複雑な表情で帰る場合が少なくない。「本当に役立っているのだろうか」。患者の話を聞くうち、「【医学情報】とともに、病気をどうとらえ、病と向き合ってどう生きるかを考える【生き方情報】が欠かせない。この二つが"車の両輪"として提供されなければ、患者の不安は解消しない」と思い知った。』という体験から生まれました。


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闘病記はタイトルに病名が記されていないなのどの理由から内容が判断できなかったり、多くの図書館では、文学やノンフィクションの棚などにバラバラに並べられていたりします。そのため、目的とする闘病記を見つけるために多大な労力を費やしてしまうことになってしまいます。

そこで闘病記文庫では病名ごとに本を分類しています。また、本の装丁にもメッセージが込められていますので本の帯もそのまま残すための加工をしています。


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現在では、教育や研究に闘病記を用いられることが多くなってきています。闘病記を用いた研究論文等の発表も増えてきています。

本学では闘病記を教育にとり入れ、「闘病記文庫読書感想文コンクール」を毎年開催しています。

今年は81日から1110日までの期間、学生や一般の方も含めて読書感想文があつまり、現在審査中です。

また、本学の図書室には闘病記文庫のコーナーを設け、学生が取り出しやすいように分類しています。

現在約800冊の闘病記が所蔵されています。たぶん、北陸では最大の規模になると自負しています。


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今後、更に教育や研究などに学生や地域の皆様に活用して

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              頂きたいと願っています。





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現在、高齢者施設の現場においては介護福祉士の仕事に一部の医療的ケアが加わりました。そのため、介護福祉士の養成校において医療的ケアに関する教育が必要となりました。本学では、平成25年度から早くも医療的ケアの教育をスタートしています。そこで今回は、「医療的ケア基礎」の授業をご紹介します。

 

 

■科目名:医療的ケア基礎

  (担当教員:小出えり子講師、境美代子教授村田美代子講師長谷奈緒美助教

 

■授業科目の学習教育目標の概要:

①介護職員等による医療的ケアの実施に関わる制度の概要についての知識を身につける。②医療的ケアの基礎:全体の構造、医療行為実施の意識。感染予防、安全管理対策等についての基礎的知識を身につける。

 

 

今回は「健康状態の把握(バイタルサインの実践)」の授業で、学生たちは体温や脈拍などの測定を行いました。講師は、小出 えり子講師です。


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介護福祉士は、利用者の方の顔色や表情などの「いつもと違う」を見つけると、体温・脈拍・血圧・呼吸を測定し、異常があればすぐに看護師へ報告します。そのため、それぞれのバイタルサインの測定方法や正常値をしっかりと理解しておく必要があります。


授業では、学生たちはそれぞれペアになり、体温・脈拍・血圧・呼吸の計測を行いました。座位で測定した場合と、臥位で測定した場合では、値に違いはあるかについても計測しました。

 

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学生たちは自分たちのバイタルサインの測定を通して、測定方法や利用者の方への配慮などを学びました。今回演習したことをしっかりと身につけ、自分の目指す介護福祉士像に向かって頑張ってほしいと思います。

 

平成261119日(水)、社会福祉学科介護福祉専攻2年生が「介護福祉研究発表会」を開催しました。

 

■科目名:介護福祉研究

 (担当教員:宮嶋潔教授、中野教授、毛利亘講師、小出えり子講師、牛田篤助教

■授業科目の学習教育目標の概要:

自身で研究テーマを決定し、1年間を通して福祉に関する研究を、AD教員の指導をもとに取り組み、課題解決や実践現場のプロとしての研究法を身につける。


 

今年度は11グループによる研究が行われました。現在の社会や介護現場を取り巻くさまざまな問題に焦点をあて、介護福祉士をめざす学生ならではの視点から調査研究が行われました。


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≪研究発表一覧≫

○「介護福祉士としてできること」

~地域福祉の推進に積極的に参加するために~

○「知的障害者雇用の現状」

~企業の知的障害者雇用に対する意識についての考察~

○「特別養護老人ホームにおける複数名によるレクリエーションを

日常的に導入することの意義について」

~レクリエーション実施に関する実態調査からの一考察~

○「A県の特別養護老人ホームにおける入所判定に関する研究」

~入所待機者の実態と入所申込評価基準の点数が高い待機者の受け入れ施設の判定基準からの考察~

○「デイサービスにおける男性介護職の必要性」

~富山型デイサービス及び一般型デイサービスに関する考察~

○「T県内の訪問介護事業所における喀痰吸引の実態」

~訪問介護事業所の職員の喀痰吸引に対する想いから考察する~

○「認知症高齢者に対するアクティビティの研究」

~食事と着脱に関する関わり方からの一考察~

○「認知症高齢者におけるBPSDの軽減に関する質的調査研究」

~パーソン・センタード・ケアの視点に基づく介護過程の展開を用いた評価の類型化~

○「介護老人福祉施設における食事介助の実態調査」

~実習先の介護職員と実習生の生活支援技術に関する課題検討~

○「介護福祉士の職場定着をめざす」

~養成校卒業生および学生のイメージ調査からの考察~

○「介護ロボットに対する意識調査」

~富山県内の特別養護老人ホームを対象に~

 

 

発表はパワーポイントを用い、丁寧に分かりやすく伝えました。研究内容は、施設や利用者の方へのアンケートやインタビュー、聞き取り調査をもとに分析され、学生はその結果をもとに考察や提案を行いました。また考察では、今回の研究を通して学んだことだけでなく、反省点や新たな課題を挙げるグループもありました。


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質疑応答では学生や先生方から多くの質問があり、発表者は研究を改めて振り返り回答していました。発表を聴いていた介護福祉専攻1年生も、積極的に質問をしていました。


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発表後には、各先生方より講評をいただきました。

宮嶋専攻長は、「研究はレポートや感想文とは異なり、根拠や客観性をしっかりと持っていなければなりません。1年生は、今日の2年生の発表を聞き、もうちょっと詳しく知りたいと思ったことがあれば、今日の発表を基礎に、さらに内容を深めていってください」と述べられました。

 

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他の先生方からは、「発表内容にはかけた時間が表れるので、1年生の皆さんは来年、時間をかけて議論して発表に臨んでください(中野教授)」「今回の研究のように、疑問をもったら根拠をもってどうしたらいいか考える姿勢を、就職後も大切にしてください(毛利講師)」「いろいろな提案・提言を聞けたので、介護従事者として真摯に受け止めてこれからもがんばっていきたい(小出講師)」2年生は、今回の研究の反省点を今後も追究してください(牛田助教)」とのお言葉をいただきました。

 

 

【優秀賞】 おめでとうございます!!

伊藤 名央さん・大島 優香さん・西島 卓也さん・廣地 祐哉さん・水本 真智子さん


発表テーマ:「T県内の訪問介護事業所における喀痰吸引の実態」

      ~訪問介護事業所の職員の喀痰吸引に対する想いから考察する~


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≪優秀賞を受賞した学生の感想をご紹介します。≫


研究がなかなか進まず、遅くまで学校に残ることも少なくありませんでしたが、その分みんなが意見を出し合い、納得できるまで頑張ることができました。

1年生のみなさんは、途中でうまれた疑問はそのままにしておかず、先生や周りの方に聞き、納得してから次に進むようにしたら良いと思います。

介護福祉専攻2年 西島 卓也さん

 

 

学生たちはこの調査研究活動を通して、様々な気づきや仲間との協力の大切さ、達成感を経験することができたと思います。4月から介護福祉士として介護現場で活躍することになると思いますが、この研究で学んだことを活かし、頑張ってほしいと思います。

 

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優秀賞受賞、おめでとうございました!

■科目:生活支援技術Ⅱ-② (牛田 篤 助教、精田 紀代美、黒田 美樹)

 

■授業科目の学習教育目標の概要:

生活支援技術として必要な基礎的技術を習得する科目である。その際、口腔ケア、清潔保持、福祉用具の活用、食事、入浴、排泄、睡眠などの知識と技術を理解し習得する。

 

 

今回の授業では「排泄の介助」をテーマとし、ベッドからポータブルトイレへの移乗介助を行いました。講師は、牛田 篤 助教です。

 

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はじめに、牛田先生より今回の演習の流れの詳しい説明があり、模範をみせていただきました。ベッドからポータブルトイレへ移乗する際には、丁寧な声かけをし、ゆっくりと座っていただくように注意します。さらに、排せつの介助では、利用者の方の尊厳を損ねないよう細やかな配慮も必要です。学生たちは、先生がおっしゃったことをすぐにメモしたり、先生の模範を近づいて確認したりと、積極的に授業に参加する姿がみられました。

 

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2人組になった学生たちは介助者と被介助者に分かれ、先生から指摘されたことに気をつけながら、演習を行いました。わからないところは先生やATの朝倉さんにすぐ質問し、納得できるまで演習を繰り返していました。

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今回の授業で、移乗介助の際はどのようなことに気をつけなければならないか、どのような配慮をすべきなのか、について演習を通して学ぶことができました。今回学んだことや先生方から教えていただいたことに気をつけて、次回の実習に励んでほしいと思います。


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朝晩の気温差があり体に負担がかかりますが食欲の秋!美味しいものを食べ元気に過ごしたいものです。

看護学科リレーメッセージ2回目となりました今川孝枝です。現在、私は、3年生最後の実習である「総合実習」のため毎日実習病院へ行き、3年生の成長を感じるこの頃です。

今回は、総合実習についてご紹介いたします。



総合実習

この実習は、実習期間は、114日(火)~1121日(金)3週間、県内病院8箇所で実習を行っています。目標は、今までの実習経験を踏まえ、理論と実践の統合を目指し思考を深め、また、卒業後の課題を明確にして、生涯学習への自己教育の契機とすることです。この目標を達成できるよう、学生は病棟チームの中に入り日勤の時間で実習します。

 

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実習オリエンテーション

本学では、実習前に必ずオリエンテーションを行います。総合実習では、3年生全員が一斉に実習開始となるため、実習前の週にオリエンテーションを行います。オリエンテーションでは、これまでの実習体験を振り返り、総合実習における自己の課題と目標を立て、目標達成に向け知識の強化、技術の復習をしています。


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ただ今、実習中盤に入り、学生は、複数の患者さんを受け持ち、指導者の支援の下、看護の優先度を考えながら、どうしたら適切であり、患者さんに良い看護が提供できるかと悩んで終わってしまうこともしばしばですが、複数を担当することで看護師に近づいたようで楽しそうです。また、看護管理実習も目的の一つで、病棟看護師長やチームリーダー業務の見学をとおして看護におけるリーダーシップや管理者としての責務についても学んでいます。看護管理では、病院組織の理念から実際に病棟における看護目標や目標達成に向けての看護師長の

役割や、病棟管理業務と多部門との連携、診療報酬の改定で病棟編成や看護必要度における記録あり方など、看護管理者から実践的なマネジメント力をシャ

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ドウ研修させて頂き看護の奥深さに学生は感心するばかりです。

あと、残り少なくなった実習では、看護の魅力とこれからの自己の看護観を考え、実習の目標達成に向け支援していきたいと思います。

総合実習終了後は、いよいよ国家試験に向けての学習に集中する時期となってまいります。

3年間はあっという間に過ぎていく気配に今年のカレンダーも残すところ1枚となり、学生ともども悩ましく感じる日々を過ごしております。


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119日(日)にグランドプラザで開催された「介護の日フェスティバル」に、介護福祉専攻の1年生・2年生が参加しました。介護の日フェスティバルは、介護の仕事の魅力や高齢者の日常生活などに理解を深めるイベントで、1111日の「介護の日」に合わせて一昨年から毎年行われています。

福短の学生は、劇団きときと介護Jr.によるステージ発表と、臨床美術ブースを行いました。

 


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劇団きときと介護Jr.によるステージ発表では、2人の学生の「私が介護をめざした瞬間」を、教員が脚本・演出し、2種類の劇を発表しました。

この劇に向け、学生たちは平日の放課後に残って練習を積み重ねていました。教員の熱い演出のもと、前々日ぎりぎりまで練習に励み、万全の状態で当日をむかえました。


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当日はお昼ごはんが喉を通らない学生もいましたが、全員で本番前に円陣を組み、劇に臨みました。

会場の介護福祉関係者の方は熱心に観劇され、買い物客の方も時折足を止めて笑顔になっていました。介護劇を通して、学生の視点から見た介護の魅力について、観客のみなさんに伝わったのではないでしょうか。


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臨床美術のブースでは、臨床美術サークルの12年生が「線と光の抽象画」のプログラムを行いました。

天気がよかったこともあり、開始直後からブースに人が集まりました。順番待ちの人が出るほどの盛況ぶりで、1日で約120名の方に体験していただくことができました。


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親子連れの方も多く来て下さり、学生たちが今までボランティアで関わることの少なかった子ども達にも臨床美術のプログラムを体験してもらいました。子どもたちには、描き方を強制せずに自由に描いてもらいました。子どもならではの感覚で描かれた作品には、その子なりの色や世界が表れていました。

臨床美術を体験された方はみなさん「楽しかった!」と言って帰られました。

 

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ステージ発表とブースでの学生たちの姿から、一般の方々に介護の良さを伝えることができたのではないかと思います。学生同士で考え、工夫し、練習を繰り返した今回の経験を、将来に活かしてほしいと思います。

 


 

≪参加した学生の感想をご紹介します!≫

 

私達の劇は見る人に楽しんでいただけるように、動作を大きくしたり、セリフの内容を中学生がしそうな話題にしたりと工夫しました。限られた練習時間の中で、セリフや入るタイミングなどに苦戦しました。

当日は、初めて披露ということで緊張しましたが、なんとか終えることができよかったです。今回の劇を通して、介護に興味を持っていただけると嬉しいです。

介護福祉専攻1年 吉原 李里香 さん

 

 

私には、介護が必要な家族もいなければ、介護に携わっている家族もいません。ただ、1人でいる寂しさ、1人では何もできない事を実感したときに、誰かの役に立ちたいと思うようになり、介護の道をめざしました。今回の劇では、些細なことでも介護福祉士への一歩を踏み出す意外なきっかけになるということを伝えることができたと思います。

練習では、「何でもない日常が将来への大きな決断になった」ということを表現したかったため、誰もが日常の中でよく見るような光景を再現できるようメンバーと話し合いました。毛利先生の素敵な台本や熱意のこもった演技指導のもと、和やかな雰囲気で練習することができました。

本番は声の通らない中、緊張する中でも、それぞれが真剣に演じていました。私の介護に対する思いを、介護福祉専攻を代表して発信できたことを嬉しく思います。そして、共につくってくれたメンバーに感謝しています。

介護福祉専攻1年 上村 理佳 さん

 

 

臨床美術ブースでは、「線と光の抽象画」のプログラムをしました。笑顔での対応に徹すること、本人のよくできたところを具体的に褒めることに気をつけていました。臨床美術の作品には、描いた方の性格が絵の雰囲気に表れます。「うまいね」「上手だね」という言葉ではなく、「綺麗な色がでていますね」といった具体的な声かけを行いました。

また、子どもたちへのプログラムは初めての経験でしたが、無理強いをせず、本人たちがのびのび描けるように対応しました。

今回のイベントは、サークルの1年生と一緒に行う最後のイベントだったので、力を合わせて成し遂げることができ、サークル活動の喜びを感じることができました。

 


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118日(土)、介護福祉専攻2年生が「介護と暮らしの安全まつり」に参加しました。介護と暮らしの安全まつりでは、介護・暮らし・安全をキーワードに、お役立ちセミナーや体験コーナー、展示会が行われました。

福短の学生が参加したのは、「回想法体験」のブースです。「回想法」とは、思い出を語ることで気持ちが晴れ晴れする非薬物療法で、介護予防や認知症予防に効果があります。

 

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回想法体験ブースでは、回想法サークルの学生たちが昔懐かしい遊び道具や白黒写真を展示し、学生たちはブースに来られた方と和やかにお話をしていました。

特に、雪が降る中を歩行するための「深沓(フカグツ)」という履物についてのお話で、とても盛り上がっていました。「深沓はそのまま履くと寒いから、新聞紙を入れて寒さを減らした」「深沓の中に水が入ったら冷たくてつらかった」「豪雪のときは2階の窓から家に入っていた」など、雪国ならではのお話をたくさんお聞きすることができました。ブースに来られた方は、伝え、会話することで、表情が豊かになった様子でした。また、「なかなか昔のこと話す機会ないから、いっぱい話せて楽しかったわー」「やっぱ、昔のことみんなと話せるちゃ、いいねー」などの嬉しいお言葉もいただきました。

 

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回想法体験ブース以外でも、「高齢者理解疑似体験」のブースやキッズコーナーでボランティアを行いました。


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そしてお役立ちセミナーでは、社会福祉学科介護福祉専攻 牛田 篤 助教による「高齢者の介護予防と心の健康対策-思い出を語り合い、今の生活に繋ぐ-」の講演が行われました。


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認知症予防のポイントとして、①日々の食生活の意識 ②適度な運動 ③社会的な人との交流(会話) を挙げ、認知症予防に効果的な「回想法」を紹介しました。会場では、実際に受講者の方々に回想法を体験していただきました。

 

 

≪参加した学生の感想をご紹介します!≫

 

今回初めて回想法サークルで「介護と暮らしの安全まつり」に参加しました。

会場では回想法の体験ブースを出店させて頂きました。

回想法の体験では、昔の民具、お手玉、けん玉等の遊び道具を用いて、来場者の方々と一緒に回想法を体験していただきました。そして、来場者の方々からは、多くの笑顔をみることができました。自分自身も民具や遊び道具のことで知らないことを教えて頂くことができ、回想法の魅力をさらに感じることができました。

回想法サークルで学んだことを活かし、就職してからも回想法を用いて、多くの方々と関わりをもっていきたいです。

介護福祉専攻2年 本川 静加 さん


 

介護と暮らしの安全まつりに参加し、回想法ブースでは親子さんなど一般の方々が来てくださいました。今回、私は回想法を紹介し、参加者には道具を使いながら疑似体験を行っていただきました。

皆さんの昔の思い出を語る様子や疑似体験を行った後の感想をお聞きし、自分にとって学びの多い機会になりました。

今回の経験は、将来働いた時に利用者さんとのコミュニケーションに活かし、良い関係を築きたいです。

介護福祉専攻2年 大谷 一樹 さん

 

 

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1129日(土)には、富山福祉短期大学にて「回想法フェスティバル-地域に発信、富山県の回想法の取り組みと魅力-」を開催いたします。回想法に興味のある方は、是非ご参加ください。

 

詳細は

 

 

    4年制大学編入学合格おめでとうございます!

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           永楽 琴音 さん(社会福祉学科社会福祉専攻)

       ≪進学先:日本福祉大学社会福祉学部編入学≫

 

 

Q1.合格おめでとうございます。今の気持ちを教えてください。

A1. 合格することができてほっとしています。しかし、まだ2年の後期が始まった

       ばかりなので気を緩めず勉強していきたいと思っています。

あと少しの短大生活も楽しんでいきたいと考えています。

 

Q2.進学を考えたのはいつ頃ですか?また、どのように取り組みましたか?

A2. 1年生の時から編入については漠然と考えていました。

      編入を決意したきっかけは、2年生での実習中に精神疾患の方の援助について

   ほとんど知らないと思い、もっと深く勉強したいと思ったことです。また、授業で

   心理学の勉強もしていたので精神分野に興味をもちました。

ただ、決めるのが遅かったため、急いで受験の準備をしました。

 

Q3.入学時に「私」宣言をしての見事編入学合格となりましたね。

A3.実は高校の時は就職も考えていました。富山福祉短期大学を調べるうちに

  「編入学」いう道もあることを知り、入学して「私」宣言をしました。

 

Q4.合格を勝ち取った要因は何だと思いますか?

A4. 過去問を勉強したことだと思います。

   先生にアドバイスをもらいながら勉強ができていたため、とても心強かったです。

 

Q5.進学先で何を目指しますか?

A5. 精神保健福祉士の資格をとりたいです。社会福祉士の勉強をすると共に精神

   分野についても学んでいきたいと思います。

 

Q6.後輩へアドバイスやメッセージをお願いします。

A6.進路に関しては早めに行動することが1番だと思います。漠然としたものでいい

   ので、自分の理想に近いものは何なのかよく調べて一生懸命になってください。

 

 

   ありがとうございました。 

   福短でやりたいことが見つかり、次の目標に向かって一生懸命頑張る永楽さんを

   これからも応援しています!

 

 

 

看護学科の成人看護学を担当しています原です。成人看護学援助論では毎年恒例になっています、学生による学生が企画した授業「糖尿病」の授業の一コマをご紹介します。


 

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成人看護学では、「人の痛みのわかる看護師」を目指してまさに、針で刺して痛みを身をもって感じてもらう⇒自己血糖測定の体験学習を展開しています。

看護師は、継続的に血糖を測定している患者さんには、つい「自己血糖測ったの?」と簡単に言ってしまいがちですが、患者さんにとっては、自分で自分を刺すという行為がどれだけ脅威的なことなのかを学生が体験することで、不安や恐怖心、痛み、出血、測定の一連の体験を通し、患者さんの苦痛のわかる看護師になれるのではないかと考えています。

 

授業では、病気の説明をスライドやカラフルなパンフレットを用いての説明、寸劇を通しての大笑い!!など・・・・授業がやらされ体験ではなく自分たちが企画した主体的な関わりだからこそ、学ぶ学生たちの真剣さも一段と高まります。



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右の写真の学生は、床に寝ているのではありません。患者さんが糖尿病性昏睡で倒れているのです。

そして、真打の看護師の登場!

「大丈夫ですか」と抱きかかえてすばやく救命処置・・

アセスメント・・・低血糖に気付く血糖測定をする。



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その後、全員が、血糖測定を行います。学生の中には、恐怖で震えながら刺す学生、淡々と行うが尋ねると「怖かった」と答える学生。

でも皆、頑張って自己血糖測定を終了しました。

そして、最後はちゃんと自分の血糖値のアセスメントも忘れずにできていたのは身を呈しての体験学習だからこそ、実りの多い授業となりました。





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介護福祉士取得後5年未満の「若手介護福祉士」を対象とした本研修も、第6回目を迎えました。本学で学生が使用する介護過程の展開用紙を用いて、介護現場でケアに悩んでいる要介護者、より良いケアを提供したい認知症のある利用者に対する事例検討を行っています。

受講者は、自身が働く介護事業所(特別養護老人ホーム・介護老人保健施設・デイサービス・小規模多機能型施設・グループホーム等)で日頃ケアをしている要介護者1名に対し、介護過程を展開しています。今回は、その方の生活上の課題を明確にするまでの過程を終えた受講者が、その学びや今後の課題を報告しました。


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受講者からは、「ここまでじっくり一人の方に対して関わり、その方の情報を集めることがなかったので、知らない事やできることを発見できた」「認知機能の低下、と一言でその方ができない事を決めつけていたかもしれない」などの声がきかれました。要介護者の持つ可能性を探り続けることや、生活が今よりも良くなる援助方針を考えていく意欲を高めることができたようです。


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報告会を参観した介護福祉専攻の教員より講評を受け、中間報告会を終えました。

講評の中で宮嶋専攻長は、「要介護者の個別ケアの視点はこれからも持ち続けてほしい。また今後は、要介護者の生活環境である皆さんの施設自体も、より良いケアの提供に意識を向け、常に変革を模索していってほしい」という熱いメッセージを受講者に託していました。

 

次回以降は受講者が計画化した介護を、いよいよ実践する段階に入ります。より良いケアの実現に向けて介護現場と共に考え歩む本学介護福祉専攻です。

 




11/9(日)10:30~16:00まで富山市まちなか賑わい広場「グランドプラザ」にて
『いい日、いい日 介護の日inとやま2014』が行われます。

【趣旨】
介護人材の不足が、近年深刻になってきており、より多くの人に介護を身近なものとしてとらえてもらい、それぞれの立場で介護を考え、関わってもらうことで介護の仕事の魅力、やりがい等をわかりやすく幅広い世代にPRする機会とする。

【キャッチフレーズ】
~届け、心に。響け、社会に。輝け、未来に!!~

【日時】
平成26年11月9日(日)10:30~16:00

【会場】
富山市まちなか賑わい広場「グランドプラザ」
富山市総曲輪3丁目8番39号

【参加費】
無料

【お問い合わせ先】
特別養護老人ホームこぶし園 電話0766-52-6700

本学からは『劇団きときと介護Jr』による寸劇と『臨床美術体験』のブースをご用意して、
皆さまをお待ちしております。

『劇団きときと介護Jr』 14:00~14:15 予定

『臨床美術体験』 ふれあいブース

【ポスター(参考)】
img-Y07160306.pdf

ぜひぜひ皆さま足をお運びください♪








看護学科の山元です。このリレーメッセージの企画も順調に進み、教員の2順目となりました。

日頃の皆様のご愛読に感謝申し上げます。看護学科の学生たちの今の状況を少し垣間見ると、

3年生の領域実習を終えて、あとは総合実習を残すだけで学生が一段と成長した姿を頼もしく感じます。

2年生はこれから長い1年間の臨地実習の体験にモラトリアムな状況でゆらゆらしているように見えます。

1年生は基礎技術、看護系の概論等、ようやく看護学の入り口に立ち、楽しく大学生活を謳歌しています。

そして、教員は、秋は学会も多く学生に負けないように学内外のそれぞれの専門領域の活動に励んでいます。

私は、1122(土曜日) 15:1016:30 幕張メッセ国際会議場の「医療の質・安全学会」のシンポジウムの企画者として経鼻栄養チューブの挿入事故の話題を提供します。

下記に企画をご案内します。どうぞ興味のある方は是非ご参加くださいませ。お待ちしています・



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危険手技の安全な実施

"それでも起きている経鼻栄養チューブの挿入に伴う事故"


【目的】経腸栄養をより安全に継続的に実施されるための

     安全な確認手技を確立する。

 

【背景】わが国では、2025年に団塊の世代が後期高齢者となり、高齢者人口が3,500万人に達し、医療・看護・介護を必要とする人の大幅な増加が予測されます。多くの要介護者の望みは、住み慣れた自宅で治療や介護を受けながら、安心して自分らしく暮せることを願っています。その実現には、医療職と介護職が連携し、それぞれの専門性を発揮できるチーム医療の推進が大切です。これまでは病院だけに留まっていた医療職は在宅や地域に向けて切れ目のない包括的なケアが連続できるシステムと、介護職との十分な連携を図りながら、お互いの能力を最大限に発揮できるケア環境を整備する必要があります。また2012年に、 社会福祉法及び介護福祉法の一部改定で「喀痰吸引」と「経管栄養」の2つの医療的ケアが、介護職の業務として認められ、今後はどの職種よりも介護職がこの2つの処置・ケアの専門家となる私は考えています。経管栄養について考えてみますと、

①初回の経管栄養チューブ(胃ろう)の挿入実施者は医師、確認は放射線技師・・・・

②次に、毎日の栄養チューブの管理と留置位置の確認は看護師・薬剤師・・

③これからは、毎回の栄養剤の注入は介護職員・・・、

④在宅では、毎回の栄養剤の注入は家族・・・、

  ⑤全体的には、栄養サポートチーム(もしくは管理栄養士)が支援・・


これらの連携が、経腸栄養における理想の最強「チーム医療」で、多くのの専門職が、係わることで質の高いケアを提供することができます。

しかし、次の職種に引き継ぐときの「確認行為」は「どんなことを」、「いつ」

行うかをはっきりさせておく必要があります。

つまり、

次に引き継ぐ専門職のために安全を準備しておくことこそが専門職であり質の保証であり、患者を守り、自分を守り、安全を担保することになります。 


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看護師は「医療事故に関する看護師の行政処分」を受けた過去3回のつらい経験があります。


①事例20053月「経管栄養用カテーテルが胃内部に挿入されていない危険があると引き継ぎを受けていいた患者に流動食を2回注入し、誤嚥により患者は死亡した」、業務上過失致死、業務停止3か月、罰金40万円

②事例2005年度「鼻孔から鼻内部に挿入した経管栄養用チューブを交換した際、気道内に誤挿入したまま栄養剤を注入し、患者は死亡した。」、業務上過失致死、業務停止3か月、罰金30万円

③事例2006年「鼻腔から鼻内部に挿入する経管栄養用チューブが確実に胃に挿入されていることを十分に確認できないまま栄養剤を注入した。患者は死亡した。」ことで、業務上過失致死、業務停止3か月、罰金50万円


この判例から私たちは学ぶことは、マニュアルや手順があっても安全は守れないという事実でした。

この判例から私たちは学ぶことは、マニュアルや手順があっても安全は守れないという事実でした。

 

【意義】2005年の事故から10年、そして2008年の医療安全全国共同行動における「経鼻栄養チューブ挿入時の位置確認の徹底」の取り組みから7年目を向かえました。昨年の調査では、全国共同行動の参加施設の213施設のうち、回答があった101施設でも約10%の誤挿入の経験をしています。

今回のシンポジウムでは、「経鼻栄養チューブの挿入位置確認と栄養剤注入前の直前の確認行動」等多職種がそれぞれの立場から専門職として、安全に継続的に実施する「確認手技」について参加者のみなさんと実践的な討論をしたいと思います。


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