はじめまして、看護学科のリレーメッセージ第14回の担当の中田智子と申します。
私は、当短大では、主に、看護学科の1~3年生の臨地実習や学内演習で学生と関わっています。今は、後期がスタートし、3年生は領域実習の後半に突入しました。
私が実習担当している成人看護学実習Ⅰ(急性期)は、9月1日から射水市民病院の整形外科病棟、外科病棟、手術室、HCUに別れて、4週間の実習を展開します。実習前の実技演習は2年次の成人看護学援助論(急性期)の講義演習のなかで実施していますが、実習直前には、これまでの復習として、手術時の手洗い、ガウンテクニック、滅菌手袋の装着や、気管内挿管の介助などを、本番さながらの真剣な面持ちでおさらいをして、実習にいきます。実習では手術室で、医師や器械出し看護師の滅菌ガウン装着の介助も体験することができるため、学生にとって成人看護学Ⅰは、各領域の中では一番緊張感の高い実習という先輩の触れ込みもあり事前準備から学生間のだめだしが出されます。


成人看護学援助論(急性期)の実習の目標は、
1.手術を受ける患者の術前・術中・術後の特徴を理解する
2.手術を受ける患者及び家族のニーズに応じた看護過程の展開について体験的に学ぶ
3.手術を受ける患者の回復支援のための看護師の役割を理解する
展開内容は、
1週間は、手術室において、全身麻酔や局所麻酔で行なわれる実際の麻酔や手術の様子を見学し、手術室看護師の役割と手術を受ける患者の手術侵襲について学びます。実際には、外回り看護師に同行し、安全安楽に手術を行なうための物品の準備や、手術予定の患者さまの術前訪問の見学、器械出し看護師の手術器械の準備の見学、手術見学します。


「看護っておもしろいな・いいな・変化の過程や人間の回復力」に驚きと驚異をいだき急性期の看護を希望する学生がこれからもどんどん増えるように、内容の濃い充実した実習を支援していきたいと思っています。
