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【授業紹介】心理学基礎実験 (社会福祉専攻1年)

■科目:心理学基礎実験(担当教員:竹ノ山圭二郎 教授)

 

■授業科目の学習教育目標の概要:

心理学実験の実践を通して、仮説を立て、実験計画を立案し、データを収集・分析し、論文として報告する専門的技術を習得する。

 

 この授業では、心理学の基礎的な実験を通して、心理学をより深く理解するための専門知識・技術を習得します。

 

 今回の実験テーマは、「作動自己概念(working self-concept)」です。人のふるまいは、学校・職場・家庭・友人など状況に応じて変化するものです。つまり自分についてのイメージである「自己(self)」は、状況に応じて変わるものであり、状況が変わると自己も変化するわけです。現代心理学では、自己を重層的多面的なものと捉えており、個人が生活する状況の中で、その時に活性化されアクセス可能な自己についての考え(=概念)を「作動自己概念」と呼びます。

 

 

 今回の実験では、学生には気づかれないように2グループに分け、一方のグループには「健康」に関するエッセイを、他方のグループには「人間関係の悩み」に関するエッセイを読んで簡単な作業を行なわせました。その後、「私は、......」から始まる自己記述文を20個書いてもらう「Who am I テスト」を行いました。終了後、実験の目的について種明かしをし、自己記述文を分類してもらい、自己の「外的特徴」と「内的(心理)特徴」とに分けて集計しました。

 

心理学基礎実験1.JPG 

心理学基礎実験2.JPG

 

 

心理学基礎実験の図.jpg 実験の結果、自己の「外的特徴」に関する記述は、あらかじめ「健康」に関するエッセイを読んだグループの方が多く、「内的特徴」に関する記述は、「人間関係の悩み」に関するエッセイを読んだグループの方が多くなりました。このことから私たちは、本や文章を読むといった些細な状況からも、自己概念が影響を受けていることが判ります。

 

 

心理学基礎実験3.JPG 本学では、「つくり、つくりかえ、つくる」という教育目標を掲げ、「つくりかえ作文」に全学生が取り組んでいますが、文章を書くことによって、自己概念が影響を受け、実質的な自己成長につながることが、「自己」についての心理学実験からも裏づけられているのです。

 

富山福祉短期大学社会福祉学科では、心理学を本格的に学習できるカリキュラムを採用しています。今後も、授業内容などご紹介していきます。

 

 

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