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【授業紹介】 障害の理解Ⅰ 特別講義(介護福祉専攻1年)

介護福祉専攻1年生の『障害の理解Ⅰ』に特別講師をお迎えしました。その様子をご紹介します。

 

■科目:障害の理解Ⅰ(小出 えり子講師)

■授業科目の学習教育目標の概要:

障がいの概念、障がい者福祉の理念から障害について基礎的に理解し、障がいのある人の生活を捉える。

 

今回(624日)は、『障害の理解Ⅰ』にゲストをお迎えし、お話を伺いました。

学生たちは、この特別講義の前の時間に、高次脳機能障害について学びました。

 

ゲストは、坂本 倫章さんです。坂本さんは、19歳のときに見つかった脳腫瘍の摘出により、高次脳機能障害を負われ、障がい者となった方です。

健常者から障がい者へとなったご経験と障がいへの理解について、お話を伺いました。

  

障がいの理解1-1.JPG

少し坂本さんのお話をご紹介します。

手術後、今後歩けないという真実がわかったとき、非常にショックを受けましたが、周りの人の支えがあり、立ち直っていけました。本当に感謝しています。それでも障がいを負ってから、周囲の視線が嫌で、一ヶ月半もの間、家から出ずにいました。つらかったことは、周りからの視線と、健常者であったときにはできていたことが半分しかできなくなったことでした。

しかし、このままではいけないと発起し、外に出るようにしました。健常者のときは自分も、障がいへの理解がありませんでした。障がい者になってみて、いろいろなことがわかりました。

良かったと思う点もあります。人を違った角度から見ることができることです。人として勉強になりました。このことを勉強するために障がいを持ったのかもしれないと思っています。

 

現在は、ウェルカムハウスつくしで、障がいのある子どもたちと過ごしています。障がいを知ると、全ての人の共通点が見えてきます。誰にも命があり、体内の血は赤い、ということです。見ている月や吸っている空気も同じであり、命をもった大切な人間です。命の価値は平等なのです。色々な人に支えられて命があります。過去に中学・高校の友人に自殺した人がいました。友人として、とても悔しい思いをしました。命を絶つのはいけないことです。周りに相談してほしい。尊い命を大切にしてほしい。ひとりで生きている、という考え方はやめてほしい。自立ではなく、共立でいいのです。

 

私は、心のバリアフリーを実践して、広げていきたいと思っています。

なるべく外に出て、いろいろな人に出会い、いろいろなことを吸収したい。心のバリアフリーを実現したいのです。

入院していることもありましたが、どんなに大きな病院でも、支えているのは、介護士さん、看護師さんたちだと思いました。縁の下の力持ちです。命の大切さを忘れない介護士さんになってほしいと思います。

 

 

障がいの理解2-2.JPG

その後、坂本さんの声かけで、学生たちはたくさんの質問をしました。

学生からは、「自分たち介護を目指す者にも とても大切なお話であったのですが、若者の中には、心を病んだ方や、ニートと言われる方々が多いです。そんな方々にも坂本さんのお話を聞く機会があればいいなあと思ったので、そういう関係機関に働きかけていただいて、みんながいい益を受けれたらいいと思います。」という意見も出ました。

 

また、現在坂本さん自身が楽しんでいることは、「カホン」という南米の打楽器を演奏することだそうです。坂本さんの担当するカホンほか、楽器を演奏目的に 時々施設をお訪問しているということで、高齢者の方や施設の方の笑顔や感謝の言葉を聞くのが楽しみだとのことです。また坂本さん自身の90歳のおばあちゃんが入所されている施設への見舞いにも12週に一回弟さんと行っていらっしゃるそうです。

 

 

障がいの理解4-4.JPG

坂本さんには大切なことを教えていただきました。

学生たちには、命の大切さと障がいを理解し、心のバリアフリーを率先できる、介護福祉士になってほしいと思います。

 

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